多くの予後研究は、優れてると表明しながらフラミンガムリスク評価原本どおり計算・評価してない

Tzoulakiらが、Framingham risk score (FRS)を超越した、冠動脈性心疾患の予測改善のための要因同定目的としたとする79の研究を評価したところ、提案通りのFRSを用いてなかったり、計算してなかったという・・・驚くべき結果。

故に予測価値目的に関する研究の多くに疑念がもたれている。

Assessment of Claims of Improved Prediction Beyond the Framingham Risk Score
Ioanna Tzoulaki, PhD; George Liberopoulos, MD; John P. A. Ioannidis, MD
JAMA. 2009;302(21):2345-2352.

79の参照論文で、49(62%)がFRSを提案通り計算せず、15(19%)が1つ以上追加予測因子など補正したものを用い、わずか1つのみbest-fit or area-under-the-curve (AUC)であった・・・包括的に、63(80%)が予測改善したと称している。
AUC増加は、FRSの予測パフォーマンス低値の時大(ρ = –0.57, P < .001)
AUC増加は、多変量解析、AUC解析のdiscriminationが適切に記載されてない場合、そして予測因子修正を1つ以上した場合に有意に大



予測因子などと大上段に構えてる研究も・・・結構、いいかげんなものですな・・・

by internalmedicine | 2009-12-02 08:55 | 動脈硬化/循環器  

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