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フラミンガム疫学研究による、脂質特性と心不全頻度の関連

CORONA(Kjekshus J, Apetrei E, Barrios V, et al. Rosuvastatin in older patients with systolic heart failure. N Engl J Med 2007; DOI: 10.1056.nejmoa0706201.)、GISSI-HF(GISSI-HF investigators. Effect of rosuvastatin in patients with chronic heart failure (the GISSI-HF trial): a randomized, double-blind, placebo-controlled trial. Lancet 2008; DOI: 10.1016/S0140-6736(08)61241-6. )トライアルの心不全患者へのスタチン介入が必ずしも良好なアウトカムではなかった。

心不全予防には、より早期の介入が必要そうである。疫学的には、脂質特性と心不全に関連がある。


Epidemiology and Prevention
Relations of Lipid Concentrations to Heart Failure Incidence
The Framingham Heart Study
Raghava S. Velagaleti, MD; Joseph Massaro, PhD; Ramachandran S. Vasan, MD; Sander J. Robins, MD; William B. Kannel, MD; Daniel Levy, MD
(Circulation. 2009;120:2345-2351.)


6860名のベースラインに冠動脈疾患を有さないFramingham Heart Study被験者(平均年齢、44歳、54%女性)
HDL-Cと非HDL-C比、心不全との関連を検討、臨床的共役要素とベースライン心筋梗塞補正し、フォローアップ検査でアップデートを行った。
脂質異常特異的population burdenを人口統計寄与リスクにより計算

フォローアップ(平均26年)、680名(49%女性)で心不全

非HDL-Cに関して 低値群(<160 mg/dL) vs 高値群の心不全非補正頻度はそれぞれ、7.9%、13.8%
HDLに関して 高値群(男性 ≧55、女性 ≧65 mg/dL) vs 低値群(男性<40、女性<50 mg/dL)でそれぞれ、6.1%、12.8%

多変量解析モデルにて、ベースラインの非HDL-CとHDL-Cは、持続測定モデル化にて、ハザード比(信頼区間)は、1.19(1.11-1.27)と0.82(0.75-0.90)/SD増加毎

8年毎アップデート脂質濃度モデルにて、呼応ハザード(信頼区間)は、1.23(1.16-1.31)、0.77(0.70-0.85)

ベースライン非HDL-C高値、LDL-C低値は、理想に対して、それぞれ29%、40%心不全リスクを高める。

住民寄与としてのリスク換算では、非HDL高値、HDL-C低値はそれぞれ7.5%、15%

非HDL,HDL-Cのハザード増加は心筋梗塞補正後も有意に残存。


具体的には、心房細動・微小血管障害?

Velgagaletiらは、総コレステロール増加は、高血圧、動脈stiffness増加、血管コンプライアンス低下、左室容積、壁肥厚と関連、HDLコレステロール減少は左室容積増加、拡張期機能減少、左室駆出率低下と関連していることをコメントで追加している。

2つの最近のトライアル、Controlled Rosuvastatin Multinational Trial in Heart Failure (CORONA) Gruppo Italiano per lo Studio della Sopravvivenza nell'Infarto Miocardico Heart Failure (GISSI-HF)は、スタチン治療にて心血管死亡、非致死的心血管イベンtの、心不全入院リスク減少を見いだせなかった。しかし、心不全が”end-stage event”であること、完成した心不全に対しては、脂質特性改善が必ずしもその予後を改善しないことから、すでに時すでに遅しの状況での検討だったのではないかと推定できる。

by internalmedicine | 2009-12-08 08:50 | 動脈硬化/循環器

 

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