熟練者測定ウェスト周囲径は体重と同等以上の心血管疾患予測因子

人種、それと基準が全然違うから・・・なんとも言えない報告だが、メタボ信者たちは、表面だけのウェスト周囲径はBMIと同等以上の有効性があると宣伝するかもしれない

heartwire（http://www.theheart.org/article/1032175.do）から・・・

２万人を超える大規模前向きオランダ人の研究で、１０年後のBMIとウェスト周囲径（熟練スタッフ測定）が同等の心血管疾患イベント、死亡率予測因子であったと報告とのこと

心血管疾患、死亡の予測因子という意味で、BMIとWCは以上でも以下でもない同等のものであった。そして、WCがより好ましいという印象を・・・彼らは述べている。
そして、これから得られた、もうひとつの知見は、死亡率でなく、合併症というburdenを広く肥満・過体重は予測すると述べている。

BMI３０超の肥満者では、致死的・非致死的CVDリスクは４倍で、同様のことが、WCでは女性で＞８８ｃｍと＜８０ｃｍ、男性で＞１０２、＜９４で示される。

BMI＞２５では、非致死的CVDは半減、非致死的CVDは４分の１

住民レベルでは、すべてのCVD例の１／３が過体重・肥満のためで、約１／７が非致死的CVD症例に寄与する。

Van Dis I, Kromhout D, Geleijnse JM et al. Body mass index and waist circumference predict both 10-year nonfatal and fatal cardiovascular disease risk: study conducted in 20 000 Dutch men and women aged 20-65 years. Eur J Cardiovasc Prev Rehabil 2009; 16:729-734. （http://pdfs.journals.lww.com/ejcpr/9000/00000/Body_mass_index_and_waist_circumference_predict.99870.pdf）

若年者コホートで、致死的CVより非致死的死亡が１０倍以上あり、氷山に例えれば、致命的となるのが水面に出ている部分で、多くの水面下の非致命的心血管疾患が存在するだろう。