ベトナム:タミフル耐性2009H1N1インフルエンザ集団発生例
2009年 12月 10日
A Community Cluster of Oseltamivir-Resistant Cases of 2009 H1N1 Influenza
Published at www.nejm.org December 9, 2009 (10.1056/NEJMc0910448)
”書簡作成時点で、oseltamivir抵抗性患者のうち32例中服用せずのケースは、わずか3例のみ”
ただ、ベトナムの2009H1N1 oseltamivir耐性7名のcluster例をこの著者らは報告
42時間の旅行中10名の生徒が同一列車内に存在し、事前接触なかった。だれもoseltamivir服用歴・服用中というものはいなかった。旅行中誰も症状無し。到着後12時間以内に4名、さらに48時間以内2名出現。
異なる列車で追加症例。すべての7例のケースでRT-PCRにて2009H1N1 RNA要請
培養にて、H275Yが後顧的に確認。
fluorometric neuraminidase-inhibition assayで、ニューラミニデース活性50%抑制oseltamivir carboxylaste濃度は 323.6、 429.5、 889.2 nMで、耐性確認された。
6名病院、1名は在宅で検出。全員oseltamivirにて治療し、同一の治癒傾向を示したわけでなく、50%抑制濃度高値例1名は発症後すぐoseltamivir服薬されるも第9病日目までRT-PCRで陽性であった。
このクラスター感染群からのひろがりは現在認知されてない。
by internalmedicine | 2009-12-10 08:37 | インフルエンザ