自然獲得抗がん機構:SOCS1 p53のmain reglulator?
2009年 12月 14日
Molecular Cell, Volume 36, Issue 5, 754-767, 11 December 2009
カナダ人研究者( Université de Montréal and the Université de Sherbrooke )がSOCS1分子が、サイトカインのcancer-causing activityを予防し、cancer-prone chronic inflammationである、クローンや喫煙、アスベストなどの治療候補となり得ると発表。
過剰なサイトカイン活動性はガン促進的に働き、がん予防戦略として、慢性炎症疾患への予防的対策が必要と主張。
SOCS1がp53遺伝子の直接のregulatorであり、SOCS1がないと、p53 pathwayが有意に機能不全となる。master regulatorの可能性を示唆する。p53遺伝子ががヒトのガンで消失することはSOCS1との関係が示唆。
研究チームたちは、腫瘍細胞へのSOCS1のreintroductionにて、cell senescenceとして知られるpermanent dormant stateをlockする可能性に期待。
慢性炎症に対する自然抗がん防御機構活性化治療への期待が・・・という主張
by internalmedicine | 2009-12-14 10:42 | がん