中国:新型インフルエンザワクチン年齢別有効性
2009年 12月 17日
e.g.
2009パンデミックインフルエンザ:中国 臨床的的特徴 2009年 12月 10日
様々な年齢群における新型2009H1N1ワクチン
中国2200名の研究で、2009H1N1不活化ワクチン1回投与12-60歳で典型的予防免疫反応
3-11歳で2回投与必要
A Novel Influenza A (H1N1) Vaccine in Various Age Groups
NEJM Vol. 361:(25) 2414-2423 Dec. 17, 2009
21日離れて、ワクチン2回うちで、 21日 、 35日めの血清学的データ
非アジュバント・ワクチン群、感染部位、全身性反応、軽症が多く、5.5-15.9%
非アジュバントワクチン15μg接種者において、HI抗体1:40以上は21日で74.5%、



2009H1N1単価MF59アジュバントワクチン
有意な免疫反応が、MF59アジュバントの有無に関係なく、1-2回投与後、2-3週で多くの患者で、認められた。高抗体化価はMF59アジュバント患者で見られた。
NEJM Vol. 361:(25) 2424-2435 Dec. 17, 2009
単価2009H1N1ワクチンの反応
成人において、単回15μg投与後、有意な免疫反応(HI抗体>1:40)が接種後21日までに95%
NEJM Vol. 361:(25) 2405-2413 Dec. 17, 2009
ワクチンに対して批判するひとたちの最近の主張に、HI値は意味を持たない・・・ってのがある。もうひとつは、日本の不活化ワクチンであって・・・スプリット・・・どうのこうのと・・・こういう懐疑主義者に対してガツンと言えるものがないことも事実。だが、最初から全ワクチン否定前提であれば、なにも対策するな、JINの世界に戻れ!ってことなのだろうか? 他の医療・公衆衛生的手段もそれほど確定的なものだらけかというと・・・疑念が残る。前向きスタンスが何事も無い日本に、反ワクチン・懐疑グループの主張がすんなり入りやすいのだろうか?
ところで、需要も減ってきたことだし、ちょっとしたことでも全国紙に掲載されそうで、おっかないし、新型インフルエンザワクチンやめようかな・・・と、多くの医療機関が思っているのではないだろうか?
輸入ワクチン大余りと、現場では思う。・・・ そろそろ、計画性の無い厚労省役人が、現場に強制を強化するまえに逃げ出さなければ・・・
ワクチン懐疑主義者じゃないが、予防接種には、すっかりうんざりしてしまった・・・
by internalmedicine | 2009-12-17 10:27 | インフルエンザ