侵襲性肺炎球菌感染の休日スパイク現象:孫から祖父母への感染

なかなか、”invasive pneumococcal disease”(IPD:侵襲性肺炎球菌感染症) なる概念が日本で広がらないようだ。

肺炎球菌血清型と侵襲性肺炎球菌感染症死亡率 2009年 05月 29日


医家の報告では、USの、IPD、”invasive pneumococcal disease” の発生頻度は冬場休日に'spike'を形成する。若年子どもに上気道分泌物中に広がり、特定の血清型菌種が若年児童に非比例的にコロナイズ形成していた。しかし、米国では、PCVワクチンが利用され、小児IPDは減少し、非ワクチン者への伝播減少を示した。

この研究のトレンドで興味有ることが分かった。

老人特に、女性老人は非比例的に、スパイク期間に影響を与え、小児血清型によるもので、特に非比例的な
疾患がみられ、子どもから老人への伝播が考えられたのだ。この”孫→祖父母感染”は以前からも指摘されていたことであったが、このスパイク現象でも明らかとなった。

爺さんばあさんを守るためにも、PCV-7ワクチンの公費負担の意義の裏打ちになる・・・孫からの感染

Holiday Spikes in Pneumococcal Disease among Older Adults
N Engl. J Med. Vol. 361:(26)2584-2585 Dec. 24, 2009

Incidence of Invasive Pneumococcal Disease, According to Data from Active Population-Based Surveillance, 1995–2006.
http://content.nejm.org/content/vol361/issue26/images/large/23f1.jpeg

青線は、1億人あたりIPDの日々平均移動日数5日を示す
赤線は、最小自乗回帰適応季節性ベースラインカーブ
赤波線は季節型のカーブの95%信頼区間範囲

IPD: invasive pneumococcal disease.




関連情報:
"ワイス株式会社、13価肺炎球菌結合型ワクチン「Prevenar 13」を日本で承認申請"
http://www.wyeth.jp/news/2009/1215.asp


7価結合型肺炎球菌ワクチン(ジフテリア CRM197 蛋白) 「プレベナー(PREVNAR)」による、乳幼児における抗生物質耐性菌による侵襲性肺炎球菌感染症 (IPD; Invasive Pneumococcal Disease) の発生率が大幅に低下と、65歳を超えるワクチン未接種の成人群においても、抗生物質耐性IPDの発生率が低下という間接的な効果
Effect of Introduction of the Pneumococcal Conjugate Vaccine on Drug-Resistant Streptococcus pneumoniae
N Engll J Med. Vol. 354:(14) 1455-1463 Apr. 6, 2006



日本のワクチン行政の遅れは、孫・祖父母の愛情への悪影響を与える。

by internalmedicine | 2009-12-24 15:47 | 感染症  

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