手術部位殺菌: クロルヘキシジン・アルコール vs ポビドンヨード
2010年 01月 07日
プライマリアウトカムは、術後30日の創傷部位感染、セカンダリアウトカムは、個別種類
いづれも、クロルヘキシジン・アルコール消毒の優越性が示された。
Chlorhexidine–Alcohol versus Povidone–Iodine for Surgical-Site Antisepsis
N Engl. J Med. Vol. 362:(1) 18-26 Jan. 7, 2010
術創感染の包括頻度はクロルヘキシジン・アルコール群 9.5% vs ポビドン・ヨード群 16.1%( P=0.004; 相対リスク, 0.59; 95% 信頼区間, 0.41 - 0.85)
クロルヘキシジン・アルコールはポビドン・ヨード群より表層感染(4.2% vs. 8.6%, P=0.008) ・深部切開部位感染 (1% vs. 3%, P=0.05)とも有意に予防的。organ-space感染に対しては差がなかった。
以上のITT解析と、per-protocol解析で目同様。
副事象は同等。
術場の状況が変わるか?
by internalmedicine | 2010-01-07 18:44 | 感染症