新型インフルエンザ:妊娠女性米国重症例報告
2010年 01月 08日
妊娠は、高リスクであり、早期抗ウィルス薬投与が、集中治療室利用や死亡を減少させる可能性示唆。
Severe 2009 H1N1 Influenza in Pregnant and Postpartum Women in California
California Pandemic (H1N1) Working Group
N Engl. J Med. Vol. 362:(1) 27-35 Jan. 7, 2010
以前のインフルエンザ エピデミック・パンデミックのように、2009年パンデミックインフルエンザA(H1N1)妊娠女性の重症疾患リスクの増加が報告されている。2009年4月23日から8月11日まで、1088名の入院もしくは死亡者の10%が妊娠者であると、CDPA( California Department of Public Health)の報告。
入院妊娠、産後、非妊娠妊娠可能年齢女性の疾患臨床経過・特性の報告が、パンデミック開始以来4ヶ月でCDPHから報告されてる。
入院した妊娠女性 94名、産後 8名、非妊娠妊娠可能年齢からのデータ
迅速抗原検査は38%で偽陰性 (58 / 153)
多くの妊娠患者(89/94 [95%])は、セカンド・サードトリメスターで、約1/3 (32 /93 [34%]) は統計学的に確立したリスク要因が存在
早期抗ウィルス治療(症状発症後2日以内投与)に比較して、治療の遅れはICU入室、死亡と関連する(相対リスク, 4.3)
総じて、18名の妊娠女性、4名の産後女性(総じて、22/102[22%]) で、ICU入室必要で、8(8%)死亡
ICUで6件の出産が行われ、緊急帝王切開4例を含む。
2009 H1N1 インフルエンザ特異的母胎死亡率は (10万生存出産当たりの母体死亡数)は 4.3
by internalmedicine | 2010-01-08 10:57 | インフルエンザ