乳幼児突然死症候群(SIDS)は胎盤機能異常も問題

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、生後1年内の、適切な評価により除外しえた全ての原因の除外できる幼児の死亡と定義

観察研究で、SIDSに関連する要因としてうつぶせ寝や寝室での環境的喫煙に関心が向けられた。これらの環境を修正する公衆衛生的なキャンペーンが広がることによってSIDSの発生頻度は急激に減少した。
しかし、SIDSは産業化された世界ではまだもっとも重要な幼児死亡の原因である。
胎内成長や早産のような要因がSIDSのリスク増加と関与しているという産科的要因の研究もある。さらに、環境リスク要因の原因追及プログラムが進行するとともに、産科的要因の相対的重要性が増している。
α-フェトプロテインはこの場合、胎児異常のない母胎中のAFPの増加は、胎盤の浸透性増加を意味しており、胎盤機能の異常を示唆とのこと。


<論文>
妊娠Second Trimester(中期)のα-フェトプロテインの血中濃度とSIDSリスク
Second-Trimester Maternal Serum Levels of Alpha-Fetoprotein and the Subsequent Risk of Sudden Infant Death Syndrome
NEJM Volume 351:978-986 September 2, 2004 Number 10
http://content.nejm.org/cgi/content/short/351/10/978
214632名の初回出産女性のうち、114例でSIDS事例:AFP最低5分位1万対2.7名、AFP最高5分位1万対7.5
最低5分位を指標に非補正オッズ比をくらべると、2番目、3番目、4番目で 1.7 (95%CI 0.8 to 3.5), 1.8 (95%CI 0.9 to 3.7), 2.5 (95%CI 1.3 to 4.8), and 2.8 (95%CI 1.4 to 5.4)(P for trend = 0.001).
SIDSのリスクは生下時体重パーセンタイルと生下時在胎期間は補正後逆相関がある
オッズ比は、1.7 (95%CI 0.8 to 3.5), 1.7 (95%CI 0.8 to 3.5), 2.2 (95%CI 1.1 to 4.4), and 2.2 (95%CI 1.1 to 4.3)(P for trend = 0.01).

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内科にはあまりなじみがないのですが、SIDSは社会的に問題になりやすいもので
それと、妊娠・出産を控える女性に関して、禁煙指導の基礎知識として重要なので訳してみました。

by internalmedicine | 2004-09-02 12:00 | 医学  

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