否定的報告:慢性アキレス腱外傷に多血小板血漿のプラセボ比較ランダム研究
2010年 01月 13日
この介入のベネフィットに関し、多血小板血漿とプラセボ(生食)をランダム割り付け研究
24週フォローアップで、多血小板血漿は、疼痛・機能の有意な改善を認めなかった。
Platelet-Rich Plasma Injection for Chronic Achilles Tendinopathy
A Randomized Controlled Trial
Robert J. de Vos et. al.
JAMA. 2010;303(2):144-149.
"多血小板血漿、platelet-rich plasma(PRP)は、末梢血から血小板を濃縮した血漿である。血小板はPDGF、TGF-βなどの成長因子を多く含み、総武に使用すると、創傷治癒が促進される(http://www.dent.meikai.ac.jp/media/library/new-journals/2006_V35/7-20.pdf)"と報告もあるが、腱疾患創傷治癒に関しては疑念がもたれることとなった。
by internalmedicine | 2010-01-13 08:30 | 運動系