MAGIC遺伝子研究:2型糖尿病:遺伝子は分泌調整部分に影響大、環境的にはインスリン抵抗性に・・・
2010年 01月 18日
1. Dupuis et al. New genetic loci implicated in fasting glucose homeostasis and their impact on type 2 diabetes risk. Nature Genetics, 2010; DOI: 10.1038/ng.520
2. Saxena et al. Genetic variation in GIPR influences the glucose and insulin responses to an oral glucose challenge. Nature Genetics, 2010; DOI: 10.1038/ng.521
インターナショナル・リサーチ・連合は13の新しい遺伝子変異を見出したとのこと。
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-01/niod-nig011410.php
血糖調整、インスリン抵抗性にかかわり、インスリン分泌ベータ細胞の機能にかかわるもので、ヨーロッパ系人種で、5つの新しい変異は、2型糖尿病発症リスクを増加と関連し、糖尿病に多いものである。
Meta-Analyses of Glucose and Insulin Related Traits Consortium (MAGIC)で行われた、2つの研究は、2型糖尿病発症ベータ細胞の役割における、重要なヒントを与えることとなる。
NIHの一部基金により、Nature Genetics 2010 Jan. 17号に発表
MAGIC 研究者は、代謝特性、空腹時血糖、インスリン値、ベータ細胞、インスリン抵抗性に影響を与える遺伝子で、250万の遺伝子変異を、21のゲノム・ワイド相関研究(GWAS)で行い、46186の糖尿病を持たない個人を検討し、ブドウ糖と、インスリン調整を検討した。GWASで、数千の個人のDNA scanningによる顧問な遺伝子相関を探し、遺伝子サンプルの巨大な数で、特異的疾患や特性の遺伝子変異の僅かな関連もboostすることとなった。
約7万7千人の追加解析からの遺伝子サンプルで、初期解析で、25の候補SNPを見出し、
空腹時血糖、ベータ細胞機能に関連する16のSNPsの明らかな相関、空腹時インスリンとインスリン抵抗性にかかわる2つのSNPsの発見を見出した。2型糖尿病の有無両者を伴なう数千の遺伝子変異比較でSNPsは2型糖尿病リスクをあぶりだした。
2型糖尿病を増加させる5つの遺伝子の間で、ADCY5領域のSNPsがより興味をひきつけるものであり、空腹時、食後血糖に影響を与えるものである。
FADS1のSNPsは、脂質特性とともに、空腹時血糖と関連する。
MAGIC研究で見いだされたどの遺伝子も、1型糖尿病と関連せず、自己免疫疾患が目根木機能調整遺伝子んい関して主にtraceされた。
2型糖尿病のhallmarkはインスリン抵抗性、ベータ細胞機能障害である。
新しく発見された遺伝子変異の多くは、インスリン抵抗性に関連するよりインスリン分泌に主に関連
IGF近傍のひとつの変異のみがインスリン抵抗性と相関
以前考えられていたことより、ベータ細胞機能障害が2型糖尿病では役割重要と推定
また、環境の役割は、インスリン分泌よりインスリン抵抗性に多く寄与する。
遺伝子は細胞シグナル、細胞の分化、ブドウ糖sensing、ホルモン調整に、影響をいかにあたえるか、学ぶことが糖尿病予防・治療ターゲットの開発に役立つだろう。
by internalmedicine | 2010-01-18 14:44 | 糖尿病・肥満