終末期ケアにおける音楽療法

終末期ケアの音楽療法は、ねらいとしては、症状緩和し、心理的ニーズを追求、サポートを与え、コミュニケーションを促進し、スピリチュアルなニーズと合致することで、個々のQOL改善する目的で、行われる。加えて、音楽療法士は、家族・医療従事者と共同して、コミュニケーションを行い、grief/bereavementを共有する。

標準治療と比べて、このような音楽療法に、心理的、身体的、社会的有益な反応があるか?

Music therapy for end-of-life care
http://www.cochrane.org/reviews/en/ab007169.html
5つの研究(175名)で、終末期ケアにおけるQOLへの影響を支持するのに十分なエビデンスはなかった。限られた研究数、サンプルサイズの少なさもあり、より研究が必要。

2つの小研究で、疼痛や不安に対する強いエビデンスはなく、身体、心理、社会的アウトカムとして検討に値する十分なデータがない。





うつと音楽療法
http://www.cochrane.org/reviews/en/ab004517.html
うつの人たちに音楽療法は受け入れやすく、情緒改善と相関するが、研究データが少数で、研究の方法論的品質が保証されてない。

認知症と音楽療法
http://www.cochrane.org/reviews/en/ab003477.html
5つの研究含まれるが、研究の方法論的品質が悪く、研究結果は信頼できず、今後の解析も望めない



卒中リハビリテーションにおいては一歩リード?・・・と思いきや、ランダム化試験までは少ないようだ。Cochraneには、"卒中 AND 音楽療法"はなく、"acquired brain injury"という項目しかない。

以下の研究プロトコールは進んでいるようだが・・・
Active music therapy for post-stroke recovery
http://www.strokecenter.org/trials/TrialDetail.aspx?tid=1045

by internalmedicine | 2010-01-26 11:11 | 精神・認知  

<< PRORATA トライアル:I... 高齢女性の筋トレは、選択的注意... >>