膝関節関係のEBM・・・関節注のエビデンスすくないんですよねえ
2004年 03月 24日
Intra-articular Hyaluronic Acid in Treatment of Knee Osteoarthritis
A Meta-analysis
JAMA. 2003;290:3115-3121
ついでに変形性関節症と運動療法も調べ・・・
J運動は変形性関節症の悪化要因ではない。でも、変形性膝関節症になった後の運動は?若干よいのか?今後検討が必要。
J1つの研究では疼痛に関しては、エアロビック運動の方がレジスタンストレーニングより有効で、2つめの研究はストレッチとROM運動と機能訓練の組み合わせで評価し、疼痛の効果が高かった。機能的には質の高い報告がなされ、好気的運動で自己申告と歩行観察機能評価で良好であった ということで、一部整形外科医が批判している歩行もだめってことではないと思われます。
LL鍼はここでもエビデンスがない
・鍼が腰痛・頚部痛に有効であるというエビデンスはない。副作用がある。
すべてが偽薬効果ではないのでしょうが、やはり、効果のあるもののみ保険医療としなければいけないのではないかとかんがえるのですが・・・
効果の立証できないもの、ほかの手段に比べ著しく効果のすくないものはドラスティックに保険適応からはずさなければ、ゼロサムの現状では新規の有用な治療法がいつまでも認められません。間接的に迷惑を被っている治療法がいっぱいあるのですから。
整形外科領域のEBMソース
Bone and joint section of Bandolier a journal of evidence-based medicine. 1994 to present
Clinical Evidence
CMA (Canadian Medical Association) Infobase : Clinical Practice Guidelines
Cochrane Library
DARE (Database of Abstracts of Reviews of Effects)
EBM Reviews
Edinburgh Orthopeadic Trauma Protocol Registry
National Guideline Clearinghouse (U.S.)
TRIP Database ('Turning Research Into Practice')
by internalmedicine | 2004-03-24 15:59 | 運動系