『赤ひげ』ってお役人から強要されるものなのか

『赤ひげ』というのは私は知らないのですが、名誉にも金にも縁遠くなっても、一生この養生所で、医術にいそしむことを誓った。そうですから、功名心なく、患者のため寝食忘れてがんばったかたなのでしょう。

でもお役人が、“赤ひげ”を強要するのはどうなんでしょう。

赤ひげバンク

僻地・離島医療に一定の自信をもち、一人総合診療科なんてきどり、そういう医療こそ今最先端!と自負して、医師として地域につくそうと考えても・・・

お役人から“あんたたち、名誉もなく金も縁遠くがんばりなさい”って強要されたら、私だったら絶対行きたくないです。

あほなネーミングだと、つくづく 思うのであった。

馬鹿役人ども・・・そうおもってるんだったら、自ら、その僻地・離島とやらに今の地位をなげうってから言え!・・・そしたら、情にほだされる医者は出現する。

県庁の中から、医師としての信条に関して、命令される筋合いはない



奴隷的労働強要というのは、医者個人の心身両面の多大なる悪影響を及ぼすものであり、基本的人権を無視した施策であり、憲法違反と考える。行政官がそういう影響がないというのなら、彼らがまず、その医療に赤ひげに付き添うべきだし、現場を知って初めて行政官として、まともな施策ができるだろうに・・・空調の効いた県庁からコーヒーを飲みながら、考えたそこの浅いキャンペーンなんてだれのこころも動かさないのだよ>アホ役人

by internalmedicine | 2004-03-24 17:08 | 医療一般  

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