糖尿病の聴力障害
2010年 02月 03日
糖尿病患者においては、すべての低~高音域において聴力障害との関連が明らかで、低音・中音域に関しては、糖尿病なしの9%に対して、21%、高音域では、54% vs 32%
言われれば、そうかなぁ・・・と思う。
サンプルサイズ多くして、やや細かい研究
Potential Mediators of Diabetes-Related Hearing Impairment In The U.S. Population – NHANES 1999-2004
Diabetes Care published ahead of print January 22, 2010, Published online before print January 22, 2010, doi: 10.2337/dc09-1193
年齢、性別、人種・民族、教育、喫煙、職業的騒音暴露補正の予備的モデルでは
糖尿病は、低/中音域周波数の聴力障害オッズ比100%増加 [OR=2.03 (1.32, 3.10)]
高音域周波数聴力障害を67%増加 [OR=1.67 (1.14, 2.44)]
末梢性ニューロパチー補正後、低/中音聴力障害はその相関はやや減衰 [OR=1.70 (1.02, 2.82)]
アルブミン尿やCRP補正にて、高音聴力障害の相関を減衰 [OR=1.54 (1.02, 2.32)] 、 [OR=1.50 (1.01, 2.23)]
糖尿病は、A1c補正後高音聴力障害と相関を認めなくなった [OR=1.09 (0.60, 1.99)]が、低音聴力障害では相関維持。
糖尿病と聴力障害の関連が高血圧や脂質異常によるというエビデンスは認めなかった
内耳の微小血管障害、血管床の萎縮、hair cell自体の消失などが考察され、糖尿病のコントロール良好な場合は、聴覚障害の進行緩徐という報告もある。また、易感染性との関連、脳神経麻痺や卒中との関連に言及されている(*)。
by internalmedicine | 2010-02-03 11:59 | 糖尿病・肥満
