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血液型抗原細菌に対する腸のgalectin4/8

腸内に、ヒトの血液型分子分泌細菌の抗原認識と殺菌に関与する蛋白発見

糖鎖結合蛋白 Galectin-4 と galectin-8がヒト赤血球表面の血液分子をもつ細菌を認識することができる。これが、血液型分子をカムフラージュして、免疫系から免れる機序として説明される。
また、なぜ、血液型の多様なのかの説明になり、galectin-4や8が、"protective space"を形成している。



S.R. Stowell et al. Innate immune lectins kill bacteria expressing blood group antigen. Nat. Med., 2010



ヒトの血液型B型のヒトは大腸菌(O86)の抗体を産生できない。O86は鳥に感染するが、時に激しい下痢を生じることもあるが、大きな危険性はない。

Cummings らは、なぜ多くの細菌が E. coli O86の免疫を免れ、免疫系をかいくぐっているか、血液型糖鎖分子に結合する蛋白を見出した。galectin-4とgalectin-8と呼ばれるもので、抗体で別れ、免疫系で別の役割をはたすもの数分で 殺菌を示す。これらの蛋白に触れると、電顕で見ると外膜を裂いているように見える。
しかし、これらの抗原を発現しているヒトの赤血球は破壊しない。

ラクトース(ミルクシュガー)はガラクチンの致死的活動性を抑制するが、スクロース(サトウキビ糖)はそれがない。

食事の影響に関する疑問、牛乳に含まれる糖や他の食餌性ポリサッカライドなど、腸内の微生物によりgalectinの活性化抑制の可能性があり、増殖・コロナイゼーションに関わるかどうか

Cummingsは、galectin-4と-8のユニークな特性がヒトの血液型糖分子の多様性の説明になると述べている。H. pyloriの感受性のような細菌感染への感受性に寄与することもその影響の一つ。

Galectinは"adaptive immunity"以前から発見されていた、Galectinが血液型多様性をもたらし、galectinにより、backstopされ安全なものとなったという次第

by internalmedicine | 2010-02-15 11:07 | 感染症

 

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