9p21と心疾患の関係
2010年 02月 17日
9p21 genomic markerと心疾患の関連
Association Between 9p21 Genomic Markers and Heart Disease: A Meta-analysis
Glenn E. Palomaki; Stephanie Melillo; Linda A. Bradley
JAMA. 2010;303(7):648-656
22文献からの57のデータセットで、症例35872例と対照95837例
リスクalleleの 2 vs 1 心疾患要約ORは、低から中等度heterogeneityをの 1.25(95% 信頼区間[CI], 1.21-1.29)
疾患診断年齢は有意に共役的で、55歳以下で、ORs 1.35 (95% CI, 1.30-1.40)、75歳以下で 1.21 (95% CI, 1.16-1.25)
65歳以下で、10年心疾患リスクは、リスクalleles 2 vs 1で、13.2% vs 11%
40歳女性では、10年心疾患リスクは、リスクalleles 2 vs 1で、2.4% vs 2.0%
リスクalleles 1 vs 0比較では、同定できるが逆の結果が見られた。
net reclassification indexは -0.1%-4.8%の範囲
9p21物語は、2007年6月からで、USなどからのコホートで、この部分のSNPが、冠動脈疾患・心筋梗塞と高度関連があるということから始まった。
A Common Allele on Chromosome 9 Associated with Coronary Heart Disease Science p. 1488-1491.
A Common Variant on Chromosome 9p21 Affects the Risk of Myocardial Infarction Science p. 1491-1493.
9p21で関連する遺伝子は単一ではない。
CDKN2Bが腫瘍抑制として知られ、細胞サイクル造成、老化、加齢と関連し、心臓発作とは関連を示さなかった。
さらに2008年Nature Geneticsに、DeCODEグループが、9p21の2つのSNPsは別別のものであり、糖尿病関連SNPは血管phenotypeと関連なく、糖尿病と関連したSNPが確認された。
一方、腹部大動脈瘤と頭蓋内動脈瘤が大きく関連するSNPが見いだされた。triple A、頭蓋内動脈瘤、心筋梗塞/冠動脈疾患に関するオッズ比1.3というSNPであった。
Helgadottir A, Thorleifsson G, Magnusson KP, et al. The same sequence variant on 9p21 associates with myocardial infarction, abdominal aortic aneurysm and intracranial aneurysm. Nat Genet. 2008 Jan 6;
by internalmedicine | 2010-02-17 14:50 | 動脈硬化/循環器