2005年 08月 31日 ( 2 )

 

アスベスト(読売新聞)


朝日新聞に見られるアスベスト中皮腫報道のいい加減さ(http://intmed.exblog.jp/2209149/)を昨日書いたのだが・・・反論もいろいろ頂いたが・・・いづれも、当該記事がアスベストの環境暴露と中皮腫との因果関係を納得できるものではないと感じた。さらに朝日の下段の数値と、何倍という表現との乖離に、新たな疑問も生じた。いづれかで公的に発表される論文となるのであろうが、研究者自体も、学会・レフリー付きの論文で第3者の批評をうけず、持論をぶつのは勝手だが、社会的影響を考えればそれらを経てから報告するような、十分な慎重さがあってよいのではないかと思う。



そんな中、読売は・・・
消防職員、10年で中皮腫3人…うち2人は死亡(読売新聞) - 8月31日(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050831-00000313-yom-soci


全国の消防団員数は九十一万九千百五人だそうで・・・
http://www.npb.go.jp/ja/books/whitepaper/aracontents/syobo/050330/siry0330.htm


朝日新聞の記事を信用すれば、年間14万人に1人(03年度)とされる全国平均・・・って 全国の消防団員で毎年平均6.6人死亡者がでてもおかしくない
統計の計算するまでもなく、意味のない記事なのだが・・・

(これを記事にするとは・・・朝日の方がまだマシ・・・といってもかなり低水準の争いなのだが)

メディアは何かを意図的に作り上げようとしているのではないのか?

by internalmedicine | 2005-08-31 22:59 | 呼吸器系  

カロリー制限による寿命増加はヒトではさほどありませんという意見

こういう考えもあるのかぁ・・・・と思いましてご紹介



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Caloric Restriction Won't Dramatically Extend Life Span In Humans: UCLA Research
http://www.newsroom.ucla.edu/page.asp?RelNum=6400

数十年厳しくカロリー制限をするすることは寿命を数年増やすことになるが125以上を越えることはできないと、 evolutionary biologist(進化生物学者)は報告してる。

元論文:“Why dietary restriction substantially increases longevity in animal models but won’t in humans
Ageing Research Reviews Volume 4, Issue 3 , August 2005, Pages 339-350


Phelanは、「ねずみでは、もし10%カロリー制限すれば、無制限に食事をとるのより長生きができる。もし20%制限すればさらに寿命が延び、50%と制限しても寿命は延びる;
しかし、60%間で制限すれば餓死する。」と述べている、
「人間では、齧歯類{げっしるい}と同じ結果を有しているようではない、食事制限は万能薬ではない。カロリー制限が寿命への好影響はほぼuniversalで有るが、その有益的な影響は小さく、例え、カロリー制限が確実で長期間であっても小さい。」

Phelanは、第一の数学モデルにてカロリー摂取と寿命の関係を、齧歯類の対照化実験kら得られたでーたにて、また、ヒトの研究での食事と寿命の関係を発展させた。
かれとMichael Rose、カリフォルニア大学の生体・進化生物学者教授はジャーナルのタイトルを"Why dietary restriction substantially increases longevity in animal models but won't in humans,"として発表した。

数学モデルで、ほとんどのカロリーを消費するひとは寿命を短くし、もしきわめて厳格に生涯においてカロリーを制限するなら、寿命は3-7%の間で増加し、ドラスティックなカロリー制限でも20プラスまでは至らないことを示した。
彼自身は7%より3%の方があり得ると考えている。
「カロリーと寿命のtrade-offの関係は線形であるが、それは急峻ではない”とモデルで示されていると、Phelanは述べている。

Phelanの結論は人生の最後の数年は価値のないものととしている。
「残りの人生を増やすために、極端な食事制限をして数十年過ごしたいか?もしそれで私より寿命が短ければ、あなたは不幸である」とも述べている。
・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・

「食事と寿命の関係はさほどドラマティックではないが、過体重にかかるコスト、心疾患他の生命を脅かす病気にかかるのリスク増大がある」

数学モデルに入れこんだデータは日本のカロリー摂取も含み、寿命は、通常の男性の2倍摂取している相撲取りと、平均未満の食事摂取の沖縄の男性を比較したものも含まれる。
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結論は、長年食事を制限されて楽しみを奪われたのに、その代償の寿命延長効果が少なすぎる・・・だったらたくさん食おうということか?

小食、粗食の楽しみというのもあると思うのだが・・・・・・? 短絡的すぎないか ・・・>Phelanさん

by internalmedicine | 2005-08-31 14:25 | 医療一般