2005年 09月 17日 ( 1 )

 

一次予防をより重視してくだされ > 小泉総理閣下


Primary prevention of CHD saves more lives than secondary
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/bmj;331/7517/614
イギリスとウェールズの1981-2000年までの間のCHDの一次予防は二次予防に比べて4倍国民の生命を助ける。
IMPACT CHD死亡率モデルを用いて、Unalらは3つのリスク要因-喫煙、高コレステロール、高血圧の減少にて45370名の国民の生命をCHDなしの81%を、CHDありの19%の生命を助けたことになる。政府は二次予防から一次予防への政策の焦点を変更する必要があると筆者らはのべている。
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/331/7517/614/TBL3



以前私たちが調べたのと似ている部分もあり、興味を持ちました。この対象人口は3500万人で、単純に推定すれば、一次予防強化により日本ではこの3倍の15万人の生命を救うこととなるわけです。

ー小泉改革による死亡犠牲者数シミュレーションー
http://www.vidro.gr.jp/murder.html

わたしはもともと政治的なのが嫌い・・・というか、科学性・合理性より概念的な決めつけが優先する場合、情緒的な嫌悪感がはしりまして、だめなんですが

この小泉政権というのは、財務省主導型で、負の部分の議論を全くせずに、医療費抑制のみを図るということで、問題大ありの政権と思っております。しかしながら、衆議院議員選挙で圧勝した。当面、財務省主導型の医療切り捨て政策が続くのでしょう。国民がその選択をしてしまったのだから仕方がない・・・厭世的な気分です。といっても野党第一党はもっと財務省より・・

メディアなんて、免許事業、しかも記者クラブなんて税金注入恩恵を預かり、行政べったり、基本的に、弱者を仕立て上げ、感情で世論をあおり、小手先の行政批判を繰り返すばかり・・・真の科学的、合理的な報道なんてなされない。




<補足>
昼の娯楽健康番組に出演した医師から、放送局側のやりくちの汚さを聞きましたが、聞きしに勝る、自己利益的姿勢、センセーショナリズム。生放送なのを盾にして、打ち合わせと違うフリップを呈示して、それの話にあわさせる。結局、権威のみ利用したいだけらしい。
あの番組に出ること自体が医師の権威を傷つけるものでしょうね。

by internalmedicine | 2005-09-17 09:30 | 動脈硬化/循環器