2006年 05月 03日 ( 1 )

 

ウォーキングの能力は死亡率・心血管疾患・廃用・運動能力の予後推定となる

役人が根拠なきリハビリテーションにしてしまうものだから、日本の老人Sedentary対策はむちゃくちゃになっている。一部の大学の先生方のパワーリハへの悪のりをみれば、役人だけが悪いのではなく日本におけるリハ関係の医学の質自体も疑ってしまう。
Ref.閉じこもり? sedentary?

ウォーキング能力ってのを6MTSWTなどで臨床的にも測定しているのだが、高齢者のSedentary Indexとしても有効なのでは?

Association of Long-Distance Corridor Walk Performance With Mortality, Cardiovascular Disease, Mobility Limitation, and Disability
JAMA. 2006;295:2018-2026.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/295/17/2018?lookupType=volpage&vol=295&fp=2018&view=short
【主なアウトカム】
総死亡率、心血管疾患発生、運動廃用(mobility limitation)、移動機能障害(mobility disability ):4.9(0.9)年の観察

【結果】
運動適格者の内351名が死亡、308名が心血管疾患発生、1116名運動運動廃用出現、運動機能障害509名出現
400m歩行できないことは死亡率・心血管疾患発生増加の高いリスクと、関連因子補正後も関連し(212.6 vs 79.1 events/1000人年 補正HR 1.86 95%CI 1.58-2.18 P<.001)
運動機能障害(85.2 vs 28.8 events/1000人年 補正HR 1.95 95%CI 1.56-2.4 P<.001)

400m歩行可能なうち、加えてperformace timeのかかる分数は運動廃用をもたらす心血管イベント発生、移動機能障害に対し、それぞれ 1.29(95%CI 1.12-1.48)、1.20(95%CI 1.01-1.42)、1.52(95%CI 1.41-1.63)、1.52(95%CI 1.37-1.70)と地域、健康影響行為、臨床的・臨床下疾患、心血管疾患リスク要因補正後関連あり

この関連は男女・黒人白人とも一致。
機能的能力の悪い4分位は良好な4分位にくらべ高いリスク(補正HR 3.23 95%CI 2.11-4.94 P<.001)

【結論】
歩行障害を有しない住民老人はウォーキングテストでパフォーマンスの範囲が広い。
テストやパフォーマンスの能力は、死亡・心血管疾患・廃用運動制限・運動機能障害に対して予後因子となる。

by internalmedicine | 2006-05-03 18:16 | 医療一般