2006年 05月 15日 ( 3 )

 

Tamifluの合成

見慣れないジャーナルで、難しいなぁ・・・と思いつつ・・・

インフルエンザの特効薬タミフルを植物原料を使わず化学的に製造する方法を東大大学院薬学系研究科の柴崎正勝教授らのグループが開発した。
http://chemstation.livedoor.biz/archives/2006-02.html
って話の論文が出るとのこと・・


Journal of the American Chemical Society(May 24, 2006)

Tamiflu製造のボトルネックは八角(Star anis)の不足である。

the Journal of the American Chemical Societyの5月24日号に、Tamiflu製造に関する新しいレシピの2つの研究が発表される。
柴崎正勝教授が開発し、E.J. Coreyが別の合成法を開発したとのこと。

Coreyプロセスは、豊富で安価な材料で、困難な製造段階を克服したもの。
Rocheの製造方法よりステップが少なく、butadieneやacrylic acidで合成を開始するもの

Chemical & Engineering Newsの記事も参照

by internalmedicine | 2006-05-15 15:32 | 感染症  

島根県 赤ひげ強要地域



短期間ながら、僻地&離島診療所に滞在したことがあったが、漆黒の闇の中、不安を抱えながら、診療した経験しかないが、
医介補復活?
http://intmed.exblog.jp/3602256/

なんて、医療の質を低下させるだけの愚かしい提案としか私には思えない。



毎日、なんかへんなニュースがわき出してくる・・・

産婦人科医不足:医師確保で要望書 澄田知事、東京で学会に手渡す /島根
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shimane/news/20060513ddlk32100368000c.html

産婦人科学会って各会員に対する人事権なんてないだろうに、意味わからん行動
マスコミ向け・デモンストレーションの意味しかない!


大元の原因をつくってるのは医療行政だから、厚労省へ行くべき!


ピントのずれた・・・医者だけに強要するだけの発想ってのはどっかで聞いたような気がしてるが・・・やっぱり島根県・・・


『赤ひげ』ってお役人から強要されるものなのか
http://intmed.exblog.jp/98268/


不本意ながら、僻地・離島義務必修化されても、赤ひげ強要の島根は・・・

by internalmedicine | 2006-05-15 14:32 | くそ役人  

小児科は小さい内科ではない。・・・咳嗽編


小児科は小さい内科ではない。
Pediatricians Are Not Just Small Internists


"A Child Is Not Just a Small Adult"ってのをよく聞くし、小児科の臨床講義の最初がそれだったような気がする。もっとひどい言い方をすれば、小児は別の生きもの

この言い回しを強調しながら、薬剤設定量というのを単に成人の延長で決められていることが多い。小児の体重当たりの呼吸量(換気量)や飲水量が大人より多いことなどを説明する場合に使われているのである。・・・何か矛盾を感じる講義もあったが・・


小児領域では成人と異なるロジックを使わなければならない。・・・ということに他ならないということは確か。(馬鹿新聞記者どもは、内科のロジックは簡単だというかもしれないが・・・そんなことはない!)


Evaluation and Outcome of Young Children With Chronic Cough
(Chest. 2006;129:1132-1141.)
http://www.chestjournal.org/cgi/content/abstract/129/5/1132

108名の子供のコホート研究(2.6歳)、wet cough(n=96 89%)、BAL液試料にて45.4%で診断。
最終診断で最も多いものは、細菌性気管支炎(n=43 39.8%)
他の診断群より有意に多いBAL好中球であった。(p < 0.0001)
喘息、GERD、UACS(上気道咳嗽症候群)は成人の通常の慢性咳嗽の原因だが、小児では<10%であった。

(クリック)



vs(成人の咳嗽アルゴリズム)
http://www.chestjournal.org/cgi/content/full/129/1_suppl/1S/F3



参考:" 米国胸部専門医学会が咳のガイドラインを改訂

by internalmedicine | 2006-05-15 08:54 | 呼吸器系