2008年 02月 24日 ( 4 )

 

細菌性COPD急性増悪は好中球性の気道炎症・全身炎症と密接に関連

細菌によるCOPD急性増悪は非細菌性急性増悪に比べ好中球性気道炎症・全身炎症の程度が強く、急性増悪と炎症は密に関連している。

Inflammatory Profile of New Bacterial Strain Exacerbations of Chronic Obstructive Pulmonary Disease
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 177. pp. 491-497,
臨床情報、細菌学的病原菌の分子タイピング、喀痰IL-8、TNF-αと好中球エラスターゼ、血中CRP
Clinical information, molecular typing of bacterial pathogens, sputum IL-8, tumor necrosis factor (TNF)-{alpha} and neutrophil elastase, and serum C-reactive protein.
46の患者で、新規菌種、以前からの存在菌種、他の病原菌、病原性無しの177の急性悪化
新規菌種はベースラインより喀痰TNF-α、好中球エラスターゼ、CRPが有意に増加していた。
他の3群では類似した炎症性マーカーの増加を示した。
臨床的な改善は、急性増悪全のレベルに改善することであり、持続性症状は持続した炎症の増加の状態が続くことと一致した。
臨床的急性増悪重症度は有意に他のすべえての4つのマーカーと相関した。

by internalmedicine | 2008-02-24 17:04 | 呼吸器系  

慢性気管支炎・肺気腫は喫煙習慣の遺伝が大きな役割を果たす

Interaction between Smoking and Genetic Factors in the Development of Chronic Bronchitis
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 177. pp. 486-490,
(1)遺伝的要因が、慢性気管支炎、肺気腫どの程度、性別を考慮に入れた場合、どの程度寄与するか?
(2)遺伝的要因が慢性気管支炎;、肺気腫の喫煙行動とは別にどの程度寄与するか?

スウェーデンの双生児研究(Swedish Twin Registry. Disease )40歳超の44919名で疾患ケースと喫煙状態を検討し、自己報告慢性気管支炎・肺気腫、喀痰を有する慢性咳嗽を見つけ、単変量・多変量数式モデルで慢性気管支炎への遺伝特異性を考察

慢性気管支炎の遺伝性は40%と推定
遺伝的影響のうち、喫煙と対するのはわずか14%

喫煙習慣に関する遺伝的要因が慢性喫煙に重要な役割を果たす



Familial related risk-factors in the development of chronic bronchitis/emphysema as compared to asthma assessed in a postal survey European Journal of Epidemiology 0393-2990 (Print) 1573-7284 (Online)  Volume 16, Number 11 / 2000年11月
CBE(慢性気管支炎・肺気腫)の発症に関しては喫煙より喫煙に関連した第一度近親が」CBEの家族集積性が強いリスク要因である。

by internalmedicine | 2008-02-24 16:42 | 呼吸器系  

住民たちは心臓発作・卒中ウォーニングサインを4分の1しかしらない

心発作ウォーニングサインに関して認識をもった一般成人は27%で、適切に911コールできる成人は少ないと考えられる(MMWR 2.22号

より詳しいのは・・・(Fact Sheet: Recognition of Major Symptoms of
Heart Attack and Stroke Among Arkansans pdf)

男性、黒人、高学歴でないものにその認識低下が目立つ

14州からなるBehavioral Risk Factor Surveillance System (BRFSS) のデータ


93%程の個々の警告サインがあるのに関わらず、5つの警告サイン全てに認識しているのは31%


2005年71994名の13州コロンビア地区のアンケート調査で、約半数が回答してくれた

ウォーニングサインの認識
* 顎、首、背部痛・不快:48%
* 筋力低下、あたまのくらくら感(lightheaded)、失神:62%
* 胸痛、胸部不快:92%
* 腕、肩の痛み、不快:85%
* 息切れ:93%


5つのウォーニングサインすべてに認識がある成人は31%、片眼・両眼の視力異常がウォーニングサインであることを知っているのはわずか18%


ちなみに、卒中の症状は・・・
• 突然の混乱、会話困難
• 突然のしびれ、顔面・腕・足、特に片側の筋力低下
• 片眼、両眼の視力異常
• 突然の胸痛・胸部不快
• 突然の歩行異常、眩暈、バランス異常
• 原因不明の突然の頭痛

by internalmedicine | 2008-02-24 11:53 | 動脈硬化/循環器  

米Googleが医療情報の管理システムを試験提供

日本ではネット事業者の暴走が目立つが・・・

米Googleが医療情報の管理システムを試験提供、医療機関と提携で
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/22/18565.html
 米Googleは21日、オハイオ州にある医療機関のCleveland Clinicと提携し、患者が自分の医療情報にアクセスできるプラットフォームを試験提供することを明らかにした。

 試験提供に参加する患者は、Googleが構築するインターフェイスを通じて、処方箋やアレルギー情報などの医療記録を管理できる。また、Googleが用意したアカウントに医療記録を安全にインポートすることも可能としている。

 Cleveland Clinicは現在、オンライン上から個人の健康記録にアクセスできるシステムを10万人以上の患者に提供している。今回の試験提供では、同システムを利用する1,500から最大で10,000人の患者に利用してもらう。将来的には、Cleveland Clinic以外の患者にも開放する。

 今回の取り組みについてGoogleは、「ユーザーが気軽に医療記録へアクセスし、健康情報を把握できるようにするための重要な第一歩」と称している。




A pilot with the Cleveland Clinic for health information access
http://googleblog.blogspot.com/2008/02/pilot-with-cleveland-clinic-for-health.html

by internalmedicine | 2008-02-24 11:10 | 医学