2009年 02月 07日 ( 3 )

 

うがいの予防エビデンス無し?  ・・・ あるだろ! 適当なこと言うな・・・東大医科研・東北大学

009年2月6日 23時16分 (http://www.excite.co.jp/News/society/20090206/Cabrain_20504.html
うがい、実はインフル予防に効果ない?

 風邪やインフルエンザの感染予防法として効果があるとされている「うがい」。しかし、実は全く科学的根拠がなく、予防効果はないかもしれない―。2月6日に東京都内で開かれた講演会で、2人の研究者が「うがいの予防効果」に疑問を投げ掛けた。

インフル患者、前週の1.8倍に 文部科学省の「振興・再興感染症研究拠点形成プログラム」の一環として開かれた公開講演会「新型インフルエンザ研究最前線~3人のトップ科学者が語る」(主催=文科省、理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター、東大医科学研究所)で、東大医科学研究所の河岡義裕教授と東北大大学院医学系研究科の押谷仁教授が、それぞれうがいについての見解を示した。

 河岡教授は「わたしたちは、子どものころから『うがいと手洗いをしましょう』と言われているが、海外では風邪やインフル対策のためにうがいを推奨しているという話は、一度も聞いたことがない。うがい(で洗浄)できる範囲は限られており、鼻などからの侵入は防げない。1983年からインフルの研究をしているが、うがいで感染を防げるとは思えない」と述べた。一方で、「手洗いは重要。マスクはしないよりした方がよい」と指摘した。

 押谷教授は「厚生労働省はインフル予防策としてうがいを推奨しているが、うがいによる予防効果は、エビデンスがない」とし、「それよりも手で顔を触らないようにすることが大切」と強調。「インターネット上では高い機能を備えたマスクや空気清浄機などが予防に効果があるという情報も流れているが、こういった情報にも疑問が残る」と述べた。
 また、せきエチケットについても言及。「海外では、くしゃみやせき(の飛沫)を手の平ではなく服の袖で受けるように推奨している国もある。手で受けた場合、その手でつり革やドアノブを握ってしまうので、感染が広がる。しかし、袖で受けておけば、袖でつり革などを握ることはないので、感染が拡大しにくい」と語った。





この教授たちは・・・以下の論文の存在は無視!

Prevention of upper respiratory tract infections by gargling: a randomized trial.
Am J Prev Med. 2005 Nov;29(4):302-7.

Cost-effectiveness of gargling for the prevention of upper respiratory tract infections.
BMC Health Serv Res. 2008 Dec 16;8(1):258.



なさけなや・・・日本のRCTは論文にならないとでも言うのか?
記事がその通りなら、欧米至上主義の志の低い、もしくは、不勉強の教授たちもいたものである



ヨード系うがいが問題だと思うが・・・触れずじまいか・・・明治製菓への配慮か?


うがいのエビデンス 2005年 10月 29日
Simple water gargling was effective to prevent URTIs among healthy people. This virtually cost-free modality would appreciably benefit the general population.

ワクチン接種や薬より「うがい」「手洗い」が効果的と発表する日本のマスコミ  2007年 11月 30日


いままで、うがいに関しては、ヨード系うがいの危険性と無効性にふれてきた。

by internalmedicine | 2009-02-07 09:34 | 呼吸器系  

医師との壁を創造する新聞記者?

「ブログ炎上」ネット上の悪弊に警鐘 虚偽の中傷も摘発  2009.2.5 22:50

こういう事件を利用した、マスコミのネット言論封じ・・・毎日新聞はそうでなくても、一方的なネット批判を繰り返している。

下記の記事にインスパイアされたかどうか;;;、それとは関係ない、完全に架空の勤務医の行動をまず記載する。

外科のある先生、日曜日にしか家族の都合がつけられないという患者側の要求に従い、本来、家族サービスに向けるべき日に、1時間かけて病院に出向く。思い返せば、もう数ヶ月1日中休みをとっていない。家族がかわいそうになる。聞き分けの良い5歳の1人息子がいとおしい。

病院に着き、そこで、まってたものは、患者1人と奥さんだけと思いきや、家族の10名弱ほど。
丸いテーブルを囲むかたちで、この集団を相手にすることとなった。
数段のその中に、冷たい視線を最初からむけ、録音マイクを医師に差し向けていた40そこそこの男がいた。

今回の目的は、3日後に予定の手術の説明である。
患者の病名とその病気の広がり、そして病期分類を説明し、標準的治療法とそれに関わる合併症をインフォームド・コンセント記録用紙に、ボールペンで図示しながら説明していった。
時折、患者の理解を確認するために、患者の表情や仕草を確認をしながら説明を進めていった。

”説明と同意”というところに、患者と家族の代表者の署名捺印をもらおうとしたそのときに、先ほどの男が口を開いた。

「私が素人ながら調べたところ、この病気には手術以外に、化学療法や他の代替治療があるらしい。そして、この病気には様々な分類があるらしいが、どれにあたるか説明してほしい」と、メモしながら、聞いてきた。

早期胃癌で、しかも、粘膜切除では行えない範囲と、超音波内視鏡で確認し、先ほど説明したばかりなのである。

しかたなく、医師は、最初から、もう一度、丁寧に手術療法以外が標準的治療でないことや、放置したり、代替治療に確実な方法がないことを説明した。

すでに、ここまで、1時間経過していた。ベッドサイドで簡略に説明していたこともあり、ここまで細かに説明することもないと思ったが、先ほどの男性のマイクやしぐさも気になっていたため、繰り返し繰り返し、その注意点を説明したのである。

今度は、件の男性が、胃癌ガイドラインなるものである、ウェブの印刷物をとりだした。
それは、「標準的D2に大動脈周囲リンパ節廓清」などというものであった。

医師は、一瞬なんのことか、わからなかったが、要するに、早期胃癌を進行胃癌と取り違えていることがわかり、「それは、進行胃癌のはなしでして、今回の手術とは直接関連のないガイドライン変更の記載です」と説明した。

すると、気に障ったのか、口調が厳しくなり、「では、最初からそう説明するのが、筋ではないか」と、その男は怒鳴った。

そして、些末なガイドラインの記載をあげて、揚げ足取りの数々・・・いったい何のためにこの人はこの場所にいるのだろう?・・・医師はそう思った。自分の知識を家族にひけらかすため?、あるいは、医師を罵倒するためにこの機会をまってたのだろうか?

さすがに、医師はあきれて、 「もう一度、一から説明しましょうか!」・・・




記者日記:医師の説明 /埼玉

 「もう一度、一から説明しましょうか!」。医師は突然、声を荒らげた。昨年末、兄が大病をした。治療法の説明の場に私も同席し、質問しまくった。もちろん面白半分にではない。学会のガイドライン本(書店でも買える)を読み、病状の微妙な差によって治療法も違うことを知っていたからだ。

 だが、医師は「そんな細かいところまで聞いてきたのはあなたが初めてですよ」などと繰り返し、明らかにいらだっていた。揚げ句に、私が「念のため確認しますが……」と治療法のある細部についてたずねた途端、冒頭のようにキレてしまったのである。

 私はひるまず質問し続けたが、こうした場面に慣れていない人なら黙ってしまっただろう。医師と患者・家族を隔てる「壁」はまだまだ高いと痛感した。申し添えておくと、医師はその後も献身的に兄を診てくれた。【平野幸治】

毎日新聞 2009年2月6日 地方版

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090206ddlk11070295000c.html


胸部レントゲンを撮影した後、患者に説明するときに、突然口出しをする患者さんがいる。悪気はないのだろうが、頭の中で読影ルーチンを熟してるときにされると・・・思考の中断となるため、入室前に読影ルーチンをおこなってから、入室させた方が良いようだ。
で、口出しの内容のほとんどが”胃泡”・・・

で、読影とは、既存構造以外にある異常、既存構造が見えない異常を見いだす行為であると説明・・・故に、既存構造を見慣れてないひとには、読影は不能ですと・・・説明している。

トンチンカンな医学記事が存在する理由の一つは、既存構造や概念、歴史的流れなどを無視して、全てを理解したかのごとく著作するためであろう。

・・・職人さんたちが作り上げている芸術作品をネットの知識で作り上げようとするとしたら、馬鹿?・・・と思うのが普通だろうに・・・毎日新聞の記者たちは、相手をリスペクトすることを知らない

by internalmedicine | 2009-02-07 09:17 | 医療一般  

クラリスロマイシン喫煙誘発肺気腫発症予防効果

クラリスロマイシンはびまん性汎細気管支炎に有効だが、抗細菌作用によらないものと考えられている。肺気腫に応用が考えられるが、今回の研究で、たばこ曝露マウスの肺の炎症をmudulateすることで、クラリスロマイシン少量投与による治療戦略の可能性がでてきた・・・などと、commentaryがなされているが・・・・クラリスロマイシン(CAM)25-100 mg/kg って少量か?・・・しかも用量依存と書いてるし・・・

Clarithromycin Prevents Smoke-induced Emphysema in Mice
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 179. pp. 271-278, (2009)

6ヶ月間喫煙曝露マウスに、クラリスロマイシン(CAM)25-100 mg/kg ×2回経口投与
やはりCAM 50もしくは100mg/kg投与6ヶ月で治療効果判定、組織学的解析を行った。

CAM治療群は、気腔増加減少、肺胞壁破壊減少を示し、BAL中のマクロファージ集積を阻害し、用量依存的であった。
治療プロトコールCAM 100 mg/kg投与にて、CAM非投与群に比べ肺気腫減少
免疫固有組織学的解析にて、CAMは肺実質での肺気腫F4/80-陽性マクロファージ数を減少

in vitroにて、CAM 5-20μMにて直接TNF-α刺激マクロファージ活性化を抑制する

by internalmedicine | 2009-02-07 08:55 | 呼吸器系