2009年 06月 03日 ( 3 )

 

小児肺炎の原因の3分の1は環境喫煙の為!

ベトナムというまだ喫煙者の多い地域での研究だが、小児の肺炎へかなりのインパクトを与えていることが分かる。

Association of environmental tobacco smoking exposure with an increased risk of hospital admissions for pneumonia in children under 5 years of age in Vietnam
Thorax 2009;64:484-489

75828過程の353525名総数で、24781(7.0%)が5歳未満
ETS頻度は70.5%で、肺炎入院2.6%
多変量ロジスティック回帰分析にて、ETSは肺炎入院のオッズ比1.55(95% CI 1.25-1.92)
喫煙頻度は女性より男性が多く(51.5% vs 1.5%)

この地域の小児の肺炎の28.7%はETSによるものと考えられる

by internalmedicine | 2009-06-03 15:24 | 喫煙禁煙  

生後1年の体重増加のテンポとタイミング:その後の心血管・代謝特性への影響

生まれたての子供を栄養過多にすると、結果的に、後年、心血管疾患・代謝疾患に悩むこととなる。

Timing and Tempo of First-Year Rapid Growth in Relation to Cardiovascular and Metabolic Risk Profile in Early Adulthood
JAMA. 2009;301(21):2234-2242.


乳幼児期のパターンは、老年・壮年期心血管リスク・糖尿病のリスクと関連するかもしれない
オランダ観察研究で、Leunissenらは、初年成長期間とその体重増加のテンポと、心血管疾患、2型糖尿病の関連を検討

結果、生後3ヶ月の身長の伸びに対する体重のゾかが、若年成人期の心血管・代謝性特性に影響を与え、1年間体重増加が遅い場合と比べ、インスリン感受性低下と関連する

by internalmedicine | 2009-06-03 11:14 | 動脈硬化/循環器  

思春期うつリスク状態に対する集団認知行動療法

両親のうつは思春期うつのリスク要因である。Garberらは、ランダム化トライアルで、グループ認知行動介入の効果を比較した。うつ病歴・現行うつ状態の病歴のある両親を有する同病歴の思春期対象の研究で、9ヶ月フォローアップ中、著者らは通常ケアに比較して、認知行動療法介入研究

結論は、“両親がうつでない場合の思春期青年の、うつ臨床診断、自己報告うつ症状の減少と相関”

Prevention of Depression in At-Risk Adolescents: A Randomized Controlled Trial
JAMA. 2009;301(21):2215-2224.



現行うつ症状のない場合にも使用されており、確定されてない場合でも汎用可能と思われる。

集団認知行動療法・・・実際、関連する書籍やDVDなども販売されている。書籍類の中身の担保はしないが、保険診療でかけられるコストがないので、こういうオプションもあるのかもしれないし、特定集団でやるのも良いのかもしれない。

精神医学の先生たち、”うつ診療にこだわる”NHKを舞台に、足の引っ張り合いをせずに、前向きな提言や知見をひろめたらどうだろう・・・

参考:http://www.amazon.com/gp/bestsellers/books/16311671/ref=pd_zg_hrsr_b_2_5_last


両親がうつ症状あるときは、認知行動療法の治療効果が落ちることは知られていたと、NYtimesの記事

by internalmedicine | 2009-06-03 10:25 | 精神・認知