2009年 06月 22日 ( 2 )

 

朝のスキムミルクはフルーツドリンクより満足感があり、昼の食事摂取量を減らすこととなる




Skim milk compared with a fruit drink acutely reduces appetite and energy intake in overweight men and women
American Journal of Clinical Nutrition, doi:10.3945/ajcn.2008.27411
Vol. 90, No. 1, 70-75, July 2009
ランダム化交差トライアルで、34名の過体重の女性(n=21)と男性(n=13)でそれぞれ2セッション1州投与し
固定エネルギーの朝食を600mlskimミルク (蛋白 25 g 、 ラクトース 36 g 、脂質 <1 g ; 1062 kJ) とフルーツドリンク(蛋白<1g、糖<63g、脂肪<1g)とに分け
skimミルク後は、フルーツドリンク後に比べ昼のエネルギー摂取が有意に少ない(平均: 2432 kJ; 95% CI: 2160, 2704 kJ vs 2658 kJ; 95% CI: 2386, 2930 kJ)で、その差は8.5%(P<0.05)

加えて、満足度自己報告は有意に高い、差は4時間に及ぶ(P < 0.05)



ミルク蛋白濃度、乳糖、飲料の濃厚さが、満足度を増すのかもしれないと著者ら

by internalmedicine | 2009-06-22 14:22 | 動脈硬化/循環器  

肥満とインスリン抵抗性:空腹スイッチ(CRTC2)、CREB、ATF6α相互作用

慢性の高血糖は、インスリン増加にかかわらず“CRTC2スイッチ”、すなわち、肝臓での糖産生のスイッチを切ることができないというSalk研究所の研究者たちの発表がScinence(2008年3月7日 ):
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/319/5868/1402
から、今度は肥満との関係に関しての新たな知見発表

The CREB coactivator CRTC2 links hepatic ER stress and fasting gluconeogenesi
Nature advance online publication 21 June 2009 | doi:10.1038/nature08111; Received 17 March 2009; Accepted 7 May 2009; Published online 21 June 2009
空腹ほ乳類において、循環中膵グルカゴンは肝臓のブドウ糖産生を刺激、一部は、CREBがcoactivator 2 (CRTC2, also referred to as TORC2)のtranscritpion調整することでなされる。肝臓でのブドウ糖合成は肥満で増加するが、小胞体(ER)ストレスの慢性的増加を反映し、インスリン抵抗性を亢進してるためである。小胞体ストレスがまた、直接ブドウ糖産生プログラムを調整するかどうかは不明であった。ERストレスと空腹シグナルの二重センサーとしてのCRTC2の機能を提示した。

ERストレスの急性の増加はCRTC2の脱リン酸化と核内進入のトリガーとなり、小胞体のquality control geneの働きを促進し、ATF6として知られるATF6αのtranscritption活性化と関連し、小胞体ストレス応答(unfolded protein response: UPR)の対数的広がりをもたらす。加えて、CRTC2の関与により小胞体ストレス誘導プロモーターとして働くのである。ATF6αはまた、CREBーCRTC2相互作用を阻害することで肝臓のブドウ糖アウトプットを減少させ、ブドウ糖合成遺伝子を占拠しCRTC2を阻害する。
逆に肝臓のブドウ糖アウトプットは、肝臓のATF6α蛋白量が減少すればupregulateされる。これは、RNAiを介したknockdownあるいは、肥満による持続ストレスの結果により生じる。
肥満マウスの肝内ATF6αの過剰発現はCRTC2により可逆となり肝臓のブドウ糖アウトプットは低くなるので、小胞体ストレスと、空腹経路のcross-talk関係を、(ブドウ)糖ホメオスターシスに寄与するtranscriptional coactivatorレベルで説明したこととなる。



小胞体ストレスの概念が私は分かってないので、難しい・・・
新規に合成されたたんぱく質は商法体膜を通過し小胞体に取り込まれ、S-S架橋形成や糖鎖修飾などにより高次構造を形成するなどの修飾をうけ、五十次隊へ運搬される。さて、内的な反応過程で、あるいは外因性の高温、饑餓、虚血などのが負荷され、結果として高次構造異常の蛋白いつが小胞体に値屈せ期されると小胞体ストレス負荷状態となる。このとき、センターたんぱく質が働いて、翻訳を停止して小胞体への負担を軽くし、高次構造異常たんぱく質をユビキチン化し分解する反応などが起こる。また、シャペロンたんぱく質を誘導して異常高次構造を修飾して正常化するが、このようなストレスに対応して生成する一群のたんぱく質をストレスタンパクという・・・2004年 Science誌に掲載されたOzcanらの論文は・・・高脂肪食による、あるいは食欲よく性ホルモンレプチンが変異したマウスの遺伝的肥満状態では、小胞体ストレス状態を表すに必要なeukaryotic initiation factor 2(elF2)、PERKやc-junのリン酸化体およびシャペロンたんぱく質 Bip/GRP78の発がんが見られた。すなわち、肥満は商法たちストレス負荷状態を意味している。さらに、正常代謝ではインスリンはインスリン受容体と結合し、さらにインスリン受容体気質のチロシンをリン酸化しaktを活性化し、Glut 4を膜へ移動させグルコースの細胞への取り込みを起こす。しかし、小胞体ストレス負荷状態ではインスリン受容体気質のセリンをリン酸化し、そのため、インスリン作用はそのシグナル伝達が押さえられること、すなわち、インスリン耐性をもたらす・・・(引用:http://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/127/4/703/_pdf/-char/ja/



(http://www.miyazaki-med.ac.jp/anatomy1/kenkyu/kenkyu1.html)


解説:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-06/si-tbf061809.php
肥満はインスリン抵抗性発症に重要な要素だが、そのつながりは未だ不明であった。


Salk研究所で、肥満とインスリン抵抗性発症の関連理解に関してそのギャップを埋める研究成果を発表。
Natureのonline edition(2009年6月21日)に公表。

”fasting switch"(空腹スイッチ)が、空腹時血糖低下時のみ働く。2つの細胞シグナル化cascade、A→Bへの別ルートの存在がブドウ糖産生を調整し、新薬開発に役立つかもしれない可能性も示唆した”とMontminy
肥満が、いわゆるブドウ糖新生(gluconeogenesis)と呼ばれる過程の不適切な不活性化によりインスリン抵抗性を促進することは確立していた。ブドウ糖新生は、肝臓で燃料としてのブドウ糖合成紙、空腹時のみ本来は生じる過程である。しかし、肥満者全員がインスリン抵抗性を獲得するわけではない、そして、インスリン抵抗性は非肥満者にも生じる。Montminyらは空腹によるブドウ糖産生話の半分に過ぎないと考え、”細胞が、赤信号がついたと検知しはじめるとタンパク合成のスピードを落とす、ERストレス反応として知られているこの過程は肥満患者の肝臓の異常活動化をはじめ、肥満者の高血糖発症に寄与し、血中ブドウ糖高値と関連する。肥満者の慢性のERストレスが肝臓内のブドウ糖産生を正常にコントロールする空腹スイッチの異常活動化をもたらす。
ER(小胞体)は細胞なの蛋白工場であり、SalkチームのERストレスがやせたマウスのブドウ糖新生を生じるさせることができるかという仮説実験で、CRTC2と呼ばれる翻訳スイッチは、ブドウ糖合成のスイッチが入り、核の外に通常は存在しシグナルをまつが、シグナルがあると、それが核内入り込み働くという働きをもつ。一度核内に入ると、CREBと呼ばれる蛋白と協力して働き、ブドウ糖アウトプット増加するのに必要な遺伝子へのスイッチが働く。インスリン抵抗性マウスにおいては、CRTC2スイッチは、スイッチ・オンの状況で"get stuck in"(はまりこんで立ち往生)してしまい、細胞は、ブドウ糖大量生産("churn out")し、overdrive下の糖工場となってしまう。
Yiguo Wangは、マウスにおいて、ERストレス類似の状況下の、CRTC2は核内へ移動するが、ブドウ糖産生活動化しない。代わりに、ストレス戦い、細胞を健康とするうえで遺伝子のスイッチが働く。熟慮したところ、Wangは、CRTC2はCREBと結合しないシナリオを発見し、ATF6aと呼ばれる別の方向に働く。

CREBとATF6aの嫉妬だらけの恋人たちのように、CRTC2の偏愛の関係
よりATF6aがCRTC2と結合すると、CREBは結合を控える
生存モードの細胞はブドウ糖産生をshut downし、エネルギーを節約する方向にむかうクレバーなメカニズムである。


なにが、ATF6aに肥満存在下である種の持続ストレスを引き起こしたかについて、情報を与えており、ERストレスの慢性活性化したとき、ATF6a値が低下する。これは細胞生存のためで、ブドウ糖合成的に働き、持続ストレス下では高血糖となる。肥満のひとはより糖尿病的になるシステムの説明にもなる。

CRTC2が高度温存されている場合、不適切なブドウ糖合成に陥る可能性があり、CRTC2の突然変異とそのキャリアについて今後研究が必要。

by internalmedicine | 2009-06-22 10:22 | 動脈硬化/循環器