2010年 03月 29日 ( 1 )

 

プライマリ・ケアにおける、コモンな舌病変

舌の訴えを聞くことが多いので、対応策としての、自己学習

Common Tongue Conditions in Primary Care Reviewed
http://cme.medscape.com/viewarticle/718564?src=cmenews&uac=46043HR

最も多い舌の病態は、”geographic tongue”(地図状)、 ”fissured tongue”(亀裂舌)、”hairy tongue”(毛舌:glos・so・trich・ia )

* 地図状舌は、蛇行性挙上した境界を有する移動性の平滑な外観を有する病変

・亀裂舌と関連
・通常症状なし
・治療は必要ないが、局所ステロイドゲルや抗ヒスタミンを舌にリンスすることで熱いもの、スパイシーな食物による刺激を和らげるため使われることがある

* 亀裂舌は、通常加齢とともに生じ、正常の境界が深まったために生じる。

・ダウン症候群、先端巨大症、乾癬、シェーグレン症候群、Melkersson-Rosenthal syndrome((血管運動神経性浮腫を伴う反復性顔面神経麻痺)との関連もある
・治療は必要ないが、舌をやさしくブラッシングすることで緩和することができる

*毛舌は、白色もしくは、tan-to-black color(日焼け色)で、毛髪のように舌の背側に伸びるひものような外観

・抗生剤、喫煙、口腔衛生不良と関連
・毛舌は、通常無症状だが、口臭や異常味覚と関連する
・治療は必要ないが、舌をやさしくブラッシングすることや舌をこすることが有用

*口腔毛状白板症(Oral hairy leukoplakia)は一側あるいは両側の縁の白色、毛状病変

・免疫およびEpstein-Barr 感染と関連
・口腔抗ウィルス薬治療

*扁平苔癬(Lichen planus) は網状、白色、レース状の舌の粘膜病変や浅い潰瘍病変

o 治療は、カンジダ感染を伴う場合抗真菌薬、潰瘍には局所的ステロイド、診断不明なら政権、もし網状なら治療必要なしT


* 正中菱形舌炎(Median rhomboid glossitis)は、 光沢ある、平滑な、紅斑性の、菱形の形状の斑状病変で、舌の正中背側にみられる。

・カンジダ感染としばしば関連があり
・通常無症状だが、灼熱感や掻痒感を伴うこともある
・局所抗真菌治療

*萎縮性舌炎(Atrophic glossitis)は平滑で 光沢あるピンク状、赤色のバックグラウンドの舌

・鉄、葉酸、ビタミンB12、リボフラビン、ナイアシン欠乏、基礎疾患や薬物で生じる。
・基礎的原因疾患への治療

* 白線(Linea alba)は、舌や両側縁に、かみ合わせによる外傷による口腔粘膜の白色線状病変

・治療は必要ない

* 舌の腫瘍性病変は生検・切開が必要となる
o Granular cell tumors appear as small, smooth, solitary, firm, painless lesions.
o Traumatic fibroma appears as a focal, thickened, dome-shaped, pink, smooth area along the bite line.
o Leukoplakia is a white patch or plaque commonly linked with tobacco use.
o Erythroplakia is a red patch or plaque.
o Erythroleukoplakia is a speckled red-and-white lesion.
o Squamous cell carcinoma appears as slight thickening over red or white base on the lateral surface that can become nodular or ulcerated.
o Lingual thyroid nodule appears as smooth nodular lesion in the midline of the posterior dorsal surface, which can be linked with difficulty swallowing and hypothyroidism.
o Lymphoepithelial cysts appear as yellow nodules on the ventral surface, tonsillar area, or floor of the mouth.
o Squamous papilloma appears as single pedunculated lesion with finger-like projections.



* .口腔内灼熱症候群(BMS:burning mouth syndrome)は、正常あるいはやや露出状の外観である、 突然の灼熱状感覚
・数年後自然消失する
・症状治療は、αリポ酸、クロナゼパム、認知行動療法
男性より女性に7倍.特に中高年(平均60歳)に好発し、小児での報告例はない。同時にドライマウス、歯科疾患、義歯、地図状舌、平滑舌、カンジダ症などが認められる場合もあるが、臨床的に疼痛の原因を特定できない場合が多い
病型:1型(35%):,起床時には癌痛はみられないが,1日を通して痛みが徐々に進行し,夕方にピークを迎える、2型(55%):,起床時から癌痛がみられ,1日を通して一定の痛みが持続し、精神医学的問題,特に慢性の不安との関連が認められる、3型(10%):,痩痛は断続的で,症状がまったくない時間帯がある疼痛は頬粘膜,口腔底,咽喉など,通常はあまりみられない部位に生じ、この型は,食品添加物や調味料に対するアレルギーとの関連が認められる
Minor Emergencies:Splinter to Fractureから



他、Ankyloglossia or short lingual frenulum 、acroglossia ・・・

by internalmedicine | 2010-03-29 09:41 | 消化器