2010年 04月 03日 ( 1 )

 

眼瞼弛緩症候群と睡眠時無呼吸症候群との関連

眼瞼弛緩症候群(Floppy eyelid syndrome )と睡眠時無呼吸(この場合は、obstructive sleep apnea-hypopnea syndrome (OSAHS))との関連の報告

今後、無呼吸患者さんたちのまぶたをじっくりと見ることにしよう・・・


症例対照研究(FES 102名、対照 102名:糖尿病性網膜症クリニック、1:1の性、年齢、BMIマッチ.)

タイトルに問題有るのでは・・・無呼吸の一言もないのだが・・・
 ↓
Ezra DG, et al "The associations of floppy eyelid syndrome: A case-control study" Ophthalmology 2010; DOI: 10.1016/j.ophtha.2009.09.029.


FESとOSAHSに有意な相関 (P = 0.0008)

他、円錐角膜(keratoconus) (P<0.0001)、睫毛下垂( lash ptosis) (P<0.0001)、皮膚弛緩症(dermatochalasis) (P = 0.02)、 上眼瞼正中眼角弛緩症(upper lid medial canthal laxity) (P = 0.02)、 upper lid distraction (P = 0.001)、 瞼裂(palpebral aperture) (P = 0.004)、 上眼瞼挙筋機能(levator function) (P = 0.005)と相関


解説:MedPage

睡眠自体が重要な疫学要因であり、虚血・再潅流、metalloproteinase発現・結合織リモデリングを生じる反復性外傷といった複数のメカニズムで説明

” mechanical stress theory ”で、keratoconusとの密接な関連は説明される。

睡眠中上眼瞼への極端な機械的ストレスに耐えるために、中枢神経系反射抑制が生じる。
これは、通常では、覚醒時や睡眠体位変換に影響を与えない。

floppy eyelid sydromeは60歳台の肥満男性ではよく見られ、年齢、BMI、性別に影響される。

http://www.atlasophthalmology.com/atlas/photo.jsf?node=2626&locale=ja
Diagnosis:眼瞼弛緩症候群
Comment to photo:眼瞼弛緩症候群はおもに肥満の男性に起きる原因不明の後天性疾患である。上眼瞼瞼板が柔らかく下垂している。症状は夜間の内反、眼瞼下垂、乳頭上結膜を伴う。


eMedicine:Floppy Eyelid Syndromeの”治療の項目”にはすでに、保存的手段、外科的処置の他、閉塞型無呼吸症候群治療も記載されている。


そういえば、この眼瞼枝冠症候群、問題ありすぎの、NHK”ためしてガッテン”で、眼瞼下垂と称して・・・なんかやってた
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20080402

by internalmedicine | 2010-04-03 09:26 | 呼吸器系