2010年 04月 06日 ( 4 )

 

アナフィラキシー既往なし卵アレルギー子供にインフルエンザワクチン前皮膚反応検査必要なし?

卵によるアナフィラキシー既往なしという前提だが、卵アレルギーアレルギーの子供にインフルエンザワクチン前にskin-prickテスト必要なしという報告


Safety of Influenza Vaccine Administration in Egg-Allergic Patients
PEDIATRICS (doi:10.1542/peds.2009-2512) Published online April 5, 2010

by internalmedicine | 2010-04-06 11:10 | インフルエンザ  

若者では、推奨運動量を行ってると、肥満遺伝子に打ち勝てる

若者では、日々の推奨運動活動性に合致した生活を送ることで、肥満関連特性であるFTO rs9939609 polymorphismを凌駕する効果がある。

Ruiz JR, et al "Attenuation of the effect of the FTO rs9939609 polymorphism on total and central body fat by physical activity in adolescents: The HELENA Study"
Arch Pediatr Adolesc Med 2010; 164(4): 328-33.


FTO多形型のA alleleは有意に、BMI(+0.42 per risk allele)、体脂肪比率 (+1.03% per risk allele)、ウェスト経 (+0.85 cm per risk allele)と相関

遺伝子×身体活動の相互関係は、有意~境界的な関連を認めた (for interaction, P = .02, .06, and .10 for BMI, body fat percentage, and waist circumference, respectively)

FTO rs9939609多形型の体脂肪パラメータへの影響は日々の身体活動推奨合 (ie, ≥60 min/d of moderate to vigorous physical activity)致して運動する子供では、そうでない子供より影響は非常に低い:
・BMI: +0.17 vs +0.65 / リスクallele
・体脂肪比率: +0.40% vs +1.70% / リスクallele
・ウェスト径 +0.60 vs +1.15 cm/ リスクallele


解説:http://www.medpagetoday.com/Pediatrics/Obesity/19390?utm_source=twitter&utm_medium=twitter&utm_campaign

中等度から強度の運度を1日1時間行うことで、肥満に関連する遺伝子変異に打ち勝つことができる
この変異を1つ以上のコピーを有する、752名のヨーロッパの子供のコホートを、Jonatan Ruiz(Sweden's Karolinska Institute)が研究

Healthy Lifestyle in Europe by Nutrition in Adolescence (HELENA)として知られている横断研究を用い、3865名の研究で、752名(413名の女の子を含む)、FTO variant、BMI、7日間のaccelerometerを用いた運動量のデータ
中等度から高度運動量60分間(U.S. Department of Health and Human Servicesガイドライン)達成にて群別
包括的に言えば、男子339名のうちの200名、女子413名のうちの111名がこのレベルに達した

756名の子供で、275名がallele 0 コピー、1つが354名、2つが123名を報告
FTO遺伝子型と運動カットオフ値に合致するかで有意差はなかったと報告

一方、カットオフ値に合致しない場合、センター、性別、年齢補正後、A alleleは、有意に肥満関連因子において影響があった。運動レベルの合致した被験者では、FTOの状況に基づく分析で、これらのパラメーターにおいて有意差なし。結果は、男女同様で、思春期補正では年齢より変化の差はなかった。


ただ、Ruizらは、横断的研究で知見には注意を払うべきと警告している。

by internalmedicine | 2010-04-06 10:58 | 糖尿病・肥満  

肥満でのフィットネス:インスリン感受性改善効果は主に肝臓の脂肪量改善効果による

肥満・過体重にとって、インスリン感受性との関連にとって肝臓内の脂肪量が重要なようだ
少なくとも、フィットネス運動で、インスリン感受性改善効果は、主に、肝臓内脂肪量減少に伴うといえるとのこと

Cardiorespiratory fitness and insulin sensitivity in overweight or obese subjects may be linked through intrahepatic lipid content Diabetes published ahead of print March 31, 2010, doi:10.2337/db09-1200

目的: 低心肺フィットネスは、体重と無縁に、心血管疾患・2型糖尿病を促進させる。intrahepatic lipid content (IHL)とインスリン感受性の密接な関連があるとして、フィットネスとインスリン感受性が直接IHLで説明できると仮定

研究デザイン・方法: 138名の過体重から肥満者、他に健康者を検討。
年齢: 43.6 ± 8.9 歳., body mass index: 33.8 ± 4 kg/m2

体組成はbio-impedance analysisにて推定
腹部死亡分布、筋細胞内、肝臓細胞内脂肪組成はMRスペクトロスコピー・トモグラフィーにて評価
漸増式運動試験を行い、個々の心肺フィットネスを評価
インスリン感受性は経口糖負荷試験にて決定

結果: すべての患者において、心臓呼吸フィットネスは、インスリン感受性(r=0.32, p<0.05)、 IHL (r=−0.27, p<0.05)、 visceral (r=−0.25, p<0.05) 、 total fat mass (r=−0.32, p<0.05)と相関
しかし、筋肉内脂肪とは相関せず(r=−0.08, ns)
インスリン感受性は有意に全脂肪蓄積と相関
多変量回帰解析にて、インスリン感受性の独立した予測因子は、IHL、 visceral fat and fitness (r2=−0.43, p<0.01; r2=−0.34 and r2=0.29, p<0.05, respectively)
しかし、フィットネスとインスリン感受性の正の相関は、IHL補正後減弱(r=0.16, ns)するが、内臓 -or 総体脂肪補正後では有意差は残る。

さらに、高 vs 低 IHLグループ分けにて、インスリン感受性は、低IHL群で、高く、フィットネスレベルと関連せず

結論:研究により、過体重から肥満者での心肺フィットネスのインスリン感受性増加への正の効果は、IHL減少により直接説明できる。



腸管周りの内臓脂肪を主役とする考えの・・・メタボって考え・・・この上記事実から考えれば、予防という観点からずれてる。・・・そろそろ、考えを修正する気はないのだろうか・・・日本の肥満・糖尿病学会の方々



Intrahepatic Fat Accumulation and Alterations in Lipoprotein Composition in Obese Adolescents
A perfect proatherogenic state
Published online before print August 23, 2007, doi: 10.2337/dc07-1088 Diabetes Care December 2007 vol. 30 no. 12 3093-3098
脂肪肝の存在は、大VLDL、small dense LDL、大きなLDL濃度の低下により特徴づけられる脂質異常特性で、全病理的phenotypeは肝内脂肪含量と強く関連する。


Effect of Leptin Replacement on Intrahepatic and Intramyocellular Lipid Content in Patients With Generalized Lipodystrophy
10.2337/diacare.26.1.30 Diabetes Care January 2003 vol. 26 no. 1 30-35

全身性リポジストロフィーにおいてはintrahepatic lipid(IHL) と intramyocellular lipid (IMCL)がレプチンによるインスリン感受性に関与

by internalmedicine | 2010-04-06 09:19 | 糖尿病・肥満  

うっ血性心不全:ACE阻害剤+ARB併用 v ACE阻害剤単独 :併用に一部効果 入院に減少効果認める

ARBとACE阻害剤の併用意味無し?:ONTARGETトライアル:不倫同士と表現 2008-04-02ということで、”patients with coronary, peripheral, or cerebrovascular disease or diabetes with end-organ damage."という 血管疾患を有するか高リスク糖尿病患者での併用効果に関して疑問ある報告があった。

今回は、うっ血性心不全を対象として、ACE阻害剤+ARB併用 v ACE阻害剤単独比較・・・


ARBs+ACE阻害剤併用は、ACE阻害剤単独よりうっ血性心不全患者の入院を減少させるが、全原因死亡率・全原因入院を減少させず、副事象と相関する。
故に、現行のガイドラインでは、腎機能悪化や症候性低血圧の有無を厳格に監視するという前提において、ACE阻害剤治療患者の症状残存患者に改善をもたらす可能性はある。


Meta-Analysis of Combined Therapy with Angiotensin Receptor Antagonists versus ACE Inhibitors Alone in Patients with Heart Failure
PLoS ONE - Cardiovascular Disorders, 04/05/10



Mortality and cardiovascular outcomes in randomized controlled trials comparing angiotensin receptor antagonists and ACE inhibitors versus ACE inhibitors alone in patients with heart failure.




Adverse effects in randomized controlled trials comparing angiotensin receptor antagonists and ACE inhibitors versus ACE inhibitors alone in patients with heart failure.



Table 3. Co-medication in randomized controlled trials comparing combination therapy with angiotensin II receptor antagonists and angiotensin-converting enzyme inhibitor therapy versus ACE inhibitor therapy alone in patients with congestive heart failure.




Table 4. Number of events in randomized controlled trials comparing combination therapy with angiotensin II receptor antagonists and angiotensin-converting enzyme inhibitor therapy versus ACE inhibitor alone in patients with congestive heart failure.

by internalmedicine | 2010-04-06 08:31 | 動脈硬化/循環器