2010年 08月 23日 ( 3 )

 

アルツハイマー病:マウスモデル GM-CSFの有効性

GM-CSFが、アルツハイマー・マウスにおいて、50%もβアミロイドを減少させ、20日で認知機能を完全に回復させたという・・・知見が、the Journal of Alzheimer's Disease. で発表とのこと

Rheumatoid arthritis signaling protein reverses Alzheimer's disease in mouse model
New study shows GM-CSF reduces AD pathology and eliminates memory loss
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-08/uosf-ras081910.php

リウマチ性関節炎中に遊離されるsignaling proteinは、劇的に、アルツハイマー病の病理を減少させ神経変性疾患症状を有する、記憶障害を回復する
natural scavengerを刺激し、脳内のアルツハイマーアミロイド沈着が除去された。
NSAIDsによるアルツハイマー病予防トライアルは予防効果は不成功
関節リウマチ患者はアルツハイマー病のnegative risk factorという事実もある

GM-CSF (Leukine®)をFDA承認を得て、治験とのこと

by internalmedicine | 2010-08-23 15:20 | 精神・認知  

小児科医に必要な労働基準法の知識



小児科医に必要な労働基準法の知識
小児科医のQOL を改善するプロジェクトチーム
青谷裕文ら
日本小児科学会雑誌114巻6 号1016~1022(2010年)

http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_100703.pdf


(例)
宅直オンコール―手待時間(労働時間)と解釈されうる―
仮眠時間―判例では労働時間として認められている―
管理監督者(監督若しくは管理の地位にある者)と管理職とは同一ではない(第41 条2 号)
救急病院の当直は宿日直業務ではなく通常勤務である(第41 条3 号)

by internalmedicine | 2010-08-23 09:25 | くそ役人  

乳幼児虐待に対する全身MRI:幹骨端病変・肋骨病変に対して低感度

乳幼児・小児虐待疑いに対して、全身MRIが有益か?

Perez-Rossello J, et al "Whole-body MRI in suspected infant abuse"
Am J Roentgenol 2010; 195: 744-750.


21名の乳幼児(0-12ヶ月)を全身MRI
1.5Tで、coronal、sagittal STR sequenceを、初期骨格病変検査とともに行う。
フォローアップ骨格病変検査を16例で行い、"truth"を、初期・フォローアップ骨格病変検査を行い、まとめをする。

骨格病変要約や全身MRIにて骨格シグナル異常167骨折病変・領域を検出
両方とも所見検出 46(27.5%)、要約化骨格病変検査 68(40.7%)、全身MRI53(31.7%)

全身MRIは、要約骨格病変調査と比較して、特異性が高い(95%)だが、低感度(40%)

37の古典的幹骨端病変・幹骨端シグナル異常を同定
両検査:11(29.7%)、要約骨格病変調査 24(64.8%)、全身MRIのみ 2(5.4%)


全身MRIは、骨格調査による古典的幹骨端病変に比較して、シグナル異常同定感度極めて低く31%

全身MRIは、骨格調査における肋骨検査より、感度低く、57%

全身MRIは軟部組織障害、骨格筋浮腫、関節液など特定の場合、付加的骨折を同定するきっかけとなる例がある。



MRI・CTだと見逃しがあるはずがない、他の検査より優れている・・・と、全般的に思い込みがある
放射線被ばくもないし、MRIの方が良さそうだが

体動のため、乳児にMRIをとることは、施行者・非施行側にとってもかなりの負担になる
肝腎の検査感度が低いことから、利用は限定的となるだろう。

by internalmedicine | 2010-08-23 09:08 | 集中・救急医療