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BCGワクチンの幼児再接種の死亡率への効果:弱すぎて、他の要素の影響の方が大

解釈に苦心が現れている報告だが、BCG群の方が死亡率が高くて、予定より早く中止されたトライアル

BCG再接種の効果が弱く、DTPワクチンなどの効果の方が強くて、このトライアル中なんらかの感染症イベントが生じた可能性があり、解釈を困難にしているようだ。
死亡率をプライマリ・アウトカムにしており、感染症発症を見ているわけではない・・・ということで、日本の結核行政にそのまま応用できるわけでもない。

Effect of revaccination with BCG in early childhood on mortality: randomised trial in Guinea-Bissau
Adam Edvin Roth, Christine Stabell Benn, Henrik Ravn, Amabelia Rodrigues, Ida Maria Lisse, Maria Yazdanbakhsh, Hilton Whittle, Peter Aaby
BMJ 2010;340:c671 (Published )

19ヶ月のBCG再接種が包括的小児死亡率を減少させるか、どうか?

5歳までのフォローアップ、ランダム化トライアル
9万人住居者のいる都市部での健康および人口動態指標サーベイランス(Bissau, Guinea-Bissau)
ツベルクリン無反応・低反応の2871名の(19ヶ月から5歳)で知見登録時状態の悪くない子供
介入:BCGワクチンと非ワクチン(対照)
主要アウトカム測定は、死亡率ハザード比

フォローアップ時77名の子供死亡

BCG再ワクチン投与群は、対照群に比べハザード比 1.2(95%信頼区間 CI 0.77 - 1.89)


250名の子供が病院受診で、そのハザード比は、1.04(0.81-1.33)

BCG群での死亡集積故にトライアルは早期中断された。

死亡率増加は、多くの子供がワクチン接種やビタミンA、鉄サプリメントを受け取った時点で生じている。
キャンペーン期間中のBCGハザード比 2.69 (1.06-6.88)


トライアル中、BCG再接種の死亡率への影響は、DTPブースターワクチンを受けた子供(ハザード比:0.36, 0.13-0.99)とそれを受けなかった子供(1.78, 1.04-3.04)で有意に異なる

by internalmedicine | 2010-04-02 09:43 | 感染症  

2008年中国乳幼児の死因 ・・・ 

The Lancetが取り扱うべき内容なのか不思議で、中国厚労省(そんなのがあるか知らないが・・・)の統計局あたりが公表すればよいことで・・・・・・不思議

Causes of deaths in children younger than 5 years in China in 2008
The Lancet, Volume 375, Issue 9720, Pages 1083 - 1089, 27 March 2010

1990年から2008年において、死亡率は以下のごとく低下、新生児死亡率 70% ( 34·0 → 10·2/年間出生数1000あたり、新生児後乳児72% ( 53·5 → 14·9 /年間出生数1000あたり)、小児の死亡率 71% ( 64·6 → 18·5 /年間出生数1000あたり)となり、 Millennium Development Goal 4に合致

2008年死亡原因は、肺炎、出生時仮死、早産合併症で、それぞれ全死因原因の15-17%に相当

先天性異常や事故はこの期間増加していることが目立ち、全死亡原因の11%、10%に相当
乳幼児突然死症候群は子供の5%




国際比較だが、公共機関などが公開している統計データを視覚化して提示するツール「Google Public Data Explorer」にはこの項目がない。

かわりに・・
http://www.kisc.meiji.ac.jp/cgi-isc/cgiwrap/~kenjisuz/table.cgi?LG=j&TP=po06-02
(”1歳未満の児童”等と書かれており、学術レベルを疑う)


日本の乳幼児分野での躍進ぶりにあらためて驚く・・・韓国も後追いで改善している現状のようだ。中国も、この後を追うのだろう・・・すると、人口分布に関して、日本と同じ悩みを東アジア各国が持つのは必然。

日本では、出生10万対 H20 : 256.4 , H19 : 259.5死亡率

周産期に関連した病態 : 26.6 %、 先天奇形,変形及び染色体異常: 35.7%、 乳幼児突然死症候群 5.5%、肺炎: 2.1%と比率が異なる。

中国も、将来、現在の日本と類似した死因比率となるのだろう・・・

日本の現状:乳児死亡数・乳児死亡率(出生10万対),乳児死因簡単分類別・対前年比較
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2008/xls/12-5.xls

新生児死亡数・新生児死亡率(出生10万対),乳児死因簡単分類別
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2008/xls/12-17.xls





ところで、日本に関しては・・・ご存じ朝日の「日本の乳幼児死亡率は先進国トップ」という記事
「日本の乳幼児死亡率は先進国トップ」(朝日新聞5月28日夕刊(4版))
長寿命を誇る日本だが、1~4歳児の死亡率は先進国の平均より3割高く、実質的に「最悪」なことが厚生労働省の研究班の調査でわかった。原因ははっきりしないが、主任研究者の田中哲郎・国立保健医療科学院生涯保健部長は「小児救急体制が十分に機能していないのかもしれない。医師の教育研修なども含め、幼児を救う医療を強化する必要がある」と指摘する。

国内総生産(GDP)上位20カ国のうち、世界保健機関(WHO)の統計資料がない中国、韓国、保健医療面で遅れるメキシコ、ブラジルなどを除いた14カ国で主に99年のデータを比べた。年間の死亡率を10万人当たりで見ると、日本の1~4歳児は33.0人で、ほかの13カ国平均より3割多く、米国(34.7人)の次に高い。米国は他殺(2.44人)の占める割合が大きく、この分を除くと、日本が最悪になる。最も低いスウェーデンは14.3人。病気別には、先天奇形や肺炎、心疾患、インフルエンザ、敗血症などが13カ国平均に比べ高い。不慮の事故は、平均とほとんど変わらなかった。ほかの年齢層の死亡率は、すべての層で13カ国平均より低く、全体では10万人当たり783人で、13カ国平均より15%低い。0歳児については340人で、13カ国平均の約3分の2で、スウェーデン(337人)に次いで低い。新生児医療の整備が大きいとされる。



日本において、”1~4歳”は1歳未満の世界最高水準の死亡率のおかげで、統計上、見過ごされていたが、先進国中最悪レベルの健康状態となっていたというセンセーショナルな報告

1~4歳児の死因トップは「不慮の事故」で、誤飲による窒息、お風呂での溺死、転倒・転落などがある。
故に、医療体制の問題というより、”幼児にとって、家庭内・外の安全環境が世界最悪”ということとなるだろう。もちろん、事故後の対応、救急体制の不備なども問題だろう。それに、麻疹などの予防可能なのに一部変わった人たちやメディアのせいで行われないワクチン接種行政の不備も1~4歳の生命に危機を与えている。

参考:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2008/12.html

by internalmedicine | 2010-04-02 08:53 | 医学  

”薬だけ外来”に関する裁判:診療報酬協議・制度と司法との矛盾

薬だけ外来 の 存在  2010-02-12 を是認するような、今度の診療報酬改訂の協議とその後の報酬改定

そもそも、我が国は法治国家である。行政の判断より、法律の方の判断が上位にくるのが当然・・・以下の裁判のやりとりを見ても、・安易に”薬だけ外来”行えば、診察処方として、保険医取り消しなどの行政処分をくらうこととなるだろう

この国の行政は、”多忙等の理由により、投薬のみの要請があり、 簡単な症状の確認等を行ったのみで継続処方を行った場合にあっては、外来管理加算は算定できない”という文面で、違法な診療行為を一部是認するよう報酬改定で認めてしまっている。

なんというちぐはぐな行政・・・


本日の裁判で、この「薬だけ外来の違法性」はあらためて司法が認めることとなった。そして、行政処分の対象であることも司法判断としてなされた!


読売(http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100331-OYT8T01147.htm)
保険医取り消し「違法」不正請求「患者のための行為」地裁判決

 診療報酬を不正請求したとして2005年、当時の山梨社会保険事務局から保険医療機関指定と保険医登録の取り消し処分を受けた甲府市の小児科「みぞべこどもクリニック」の溝部達子医師(54)が国を相手取り、処分の取り消しを求めた訴訟の判決が甲府地裁であった。太田武聖裁判長は「処分は国の裁量権の範囲を逸脱し、違法」として処分の取り消しを命じた。

 同事務局は05年11月、溝部医師が患者に接していないのに家族から状況を聞いて診察し初診料を不正請求したなどとして、溝部医師と同クリニックを処分した。判決では、「溝部医師の行為は保険診療上、許されるべきものではなかったが、患者のためを思っての行為」と判断。「指定を取り消される医療機関の不利益を考えると、国の裁量にも限度があり、個別指導を行った上で経過を観察することも可能だった」とした。。

・・・・(略)・・・

(2010年4月1日 読売新聞)


読売では、裁判長が「(無診察投薬が)保険診療上、許されるべきものではなかった」と述べた記載している



朝日
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001004010003
保険医解消は「不当」

2010年04月01日

   ■「国、裁量権を逸脱」 医師の訴え地裁認める

 診療報酬を不正に請求したとして保険医登録などを取り消された甲府市の小児科医が、国を相手取って処分の取り消しを求めた民事裁判の判決が31日、甲府地裁であった。太田武聖裁判長は、不正があったことは認めたものの、「ほかに取り得る措置があった」として、処分は妥当性を欠いていたと判断。取り消しを命じた。

 訴えていたのは、「みぞべこどもクリニック」(甲府市塩部4丁目)の溝部達子院長。

 同クリニックと溝部院長は、診療報酬を不正に請求したとして、山梨社会保険事務局(現関東信越厚生局)から2005年12月、保険医療機関の指定と保険医の登録の取り消し処分を受けた。翌年、判決確定まで取り消し処分の執行停止決定が出ていた。

 判決は、患者の家族などから症状を間接的に聞くだけで、診療報酬を「対面」として請求したなどの過失があり、取り消し処分の要件は満たしているとした。その上で、今回の処分は社会通念上、重すぎたとして、社会保険事務局長の「裁量権の範囲を逸脱していた」と結論づけた。

 裁判後、溝部院長の代理人は「法律を前提としながら、裁量に限度があるとしたことに意義がある」と話した。一方、関東信越厚生局山梨事務所は「内容を確認し、(控訴について)判断する」している。


朝日は読売より、あきらかで、「患者の家族などから症状を間接的に聞くだけで、診療報酬を「対面」として請求したなどの過失があり、取り消し処分の要件は満たしている」と、無診察投薬が取消処分の対象であると裁判長が述べたことを明確に記載している。



毎日新聞(魚拓
甲府・保険医登録取り消し:処分取り消し命じる 地裁「裁量権を逸脱」 /山梨

 甲府市の小児科医院「みぞべこどもクリニック」(同市塩部4)の保険医療機関指定と溝部達子院長(54)の保険医登録を5年間取り消した行政処分を不服として、クリニック側が国に処分の取り消しを求めた訴訟で、甲府地裁(太田武聖裁判長)は31日、原告の訴えを認め、処分の取り消しを命じた。

 判決によると、山梨社会保険事務局(現厚生労働省関東信越厚生局山梨事務所)は05年11月、対面診察をせずに薬を処方するなどして、診療報酬を不正に請求したことを理由に処分を行った。

 一方、クリニック側は、患者の立場を考えてのことであり、金額も少額だったとして、処分は重すぎるなどと主張していた。

 判決は診察なしの処方などについて「患者のための行為」と原告の主張を認め「処分は著しく妥当性を欠き、(行政の)裁量権を逸脱している」と判断した。また、裁量権については「医療機関や医師の不利益を考えると限度があり、処分が社会通念上著しく妥当性を欠く場合は逸脱、乱用にあたる」との判断基準を示した。

 同日の法廷には、同クリニックを利用する親子約30人が傍聴に集まった。判決後の記者会見で溝部院長は「支援してくれた皆さんに感謝したい。保険制度の審査や指導の問題を知ってもらうきっかけになってほしい」と話した。

 長女(6)がかかりつけという同市山宮町、主婦、平沢明子さん(42)は「体の弱い子で先生にはとてもよくしてもらっている。安心しました」と喜んでいた。

 同事務所は今後の対応について「厚生局と協議して検討したい」と話した。【水脇友輔】



毎日新聞らしい、情緒的なだけで、意味のない報道・・・




共同通信
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010033101001168.html

保険医取り消しは違法 「裁量権逸脱」と甲府地裁

 非対面診療を理由に社会保険事務局から保険医の登録を取り消された甲府市の医師溝部達子さん(54)が、国に処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決で、甲府地裁(太田武聖裁判長)は31日、「裁量権の範囲を逸脱しており違法」として、処分を取り消した。

 判決によると、溝部さんは2005年1月ごろ、非対面診療の診療報酬を請求したことについて山梨社会保険事務局(現関東信越厚生局山梨事務所)から指導を受け、「実際には診療しておらず、不正な請求」として同年11月、保険医療機関指定と保険医の登録取り消し処分を受けた。

 判決理由で太田裁判長は、溝部さんの非対面診療を「保険診療上、許容されない」としたが、「再登録は原則5年間できず、取り消し処分は社会通念上、著しく妥当性を欠くことが明らか」と指摘した。

 判決後、溝部さんは「保険医療の指導・監査には、明確で合理的な基準がなく、多くの医療事業者が基準を作ってほしいと思っている。皆さんに現状を知って、考えてもらいたい」と話した。

 関東信越厚生局山梨事務所は「本局と協議して対応したい」としている。
2010/03/31 21:07 【共同通信】



非対面診療を「保険診療上、許容されない」と記載。

by internalmedicine | 2010-04-01 14:24 | くそ役人  

新しい全ゲノム解析:Charcot–Marie–Tooth病

whole genome sequencing studyは、特異的であり、臨床的に明らかな遺伝子変異同定に役立つことが、Charcot-Marie-Tooth (CMT) neuropathyで明らかとなった。

ヒューストンのBaylor College of Medicineの Department of Molecular and Human Geneticsの研究者らが、次世代sequencing methodを用いて報告したもの
PMP22, MPZ, PRX, GDAP1, EGR2といった遺伝子を含む変異に関係していたことで、このテクニックにより、探し求めるものが正確でなくても見いだされる可能性と、多くの考察に寄与する知見を見いだすこととなるだろうと述べている。


Whole-Genome Sequencing in a Patient with Charcot–Marie–Tooth Neuropathy
N Engl. J Med. Vol. 362:(13) 1181-1191 Apr. 1, 2010


疾患の遺伝子診断は異種遺伝子の検討は、Charcot–Marie–Tooth disease などのような場合に用いられる。全ゲノム配列研究で、 SH3TC2 (the SH3 domain and tetratricopeptide repeats 2 gene)が複合的、heterozygous、原因的遺伝子で、いくつかのsubclinicalな発現型が2つの遺伝子変異独立して関連し、故にcarpal tunnel syndromeを含むニューロパチーに影響を与えることが明確となった。

DNA配列や変異の遺伝子特異的解析により予後情報、リスクに関する遺伝子コンサルトなどがなされている。cystic fibrosis1 などの常染色体劣性やneurofibromatosis type 12などの優性遺伝では、単一遺伝子の役割が明らか。しかし多くのメンデル性疾患の発現型は遺伝的に異種遺伝子型であり、原因となる変異は難聴や retinitis pigmentosaで、100を超すほど同定されている。
さらに特異的変異が、優性、劣性、digenic、triallelicな特性など分かれる発現型も多い。
メンデル性疾患に影響を与えるmodifying lociに関して、強固なエビデンスが存在する。
特性がよく知られた病的経過を有する症候群の単純な遺伝子パターンでさえ、個々の家族内では複雑であることがある。

Charcot–Marie–Tooth disease は、2つの病型をもつ、遺伝性の末梢神経性疾患
・ demyelinating form (type 1) affecting the glia-derived myelin
・axonal form (type 2) affecting the nerve axon
これは、電気生理的、神経病態的検査により鑑別が行われる

Charcot–Marie–Tooth disease は、遺伝子heterogeneityに関するモデル疾患として用いられ
臨床的重傷度の遺伝子パターン、主要遺伝子と修正遺伝子の重要性が検討されている。

Charcot–Marie–Tooth diseaseの変異対立遺伝子は、常染色体性、劣性で、X連鎖性で、39の分離したlocusのSNPsとコピー数変異も認められ、疾患の成りやすさに関連する
疾患の成りやすさに関する変異は主に優性遺伝であるが、locus 14の遺伝子は劣性である。
成人発症、 Charcot–Marie–Tooth diseaseは、発現にばらつきが多いが、distal symmetrical neuropathyとして特徴付けられ、緩徐進行性の筋力低下と萎縮(特に腓骨部位の筋萎縮が著明)として特徴付けられている結果、背屈筋力低下、下垂足、2次性の鶏歩(steppage gait)を生じる。Pes cavus (凹足、特にhighly arched feet) や pes planus (扁平足:flat feet)が多くの患者で見られる。

この報告では次世代sequencing methodで、遺伝性のニューロパチー家系の原因調査を行い、通常のコモンなCharcot–Marie–Tooth 遺伝子、PMP、 MPZ、 PRX、GDAP1、 EGR2を含む遺伝子の変化からネガティブであった対象者を検討





Glossary

・Array-based comparative genomic hybridization: A hybridization method for detecting copy-number variations in DNA samples from a patient as compared with a control sample. The method provides higher resolution than cytogenetic methods but lower resolution than sequencing methods.

・Average depth of coverage: The average number of times each base in the genome was sequenced, as a function of the distribution and number of sequence reads that map to the reference genome.

・Coding single-nucleotide polymorphisms: Single DNA-base changes that occur in the coding regions of genes.

・Copy-number variation: DNA changes that involve sequences of more than 100 bp, larger than single-nucleotide changes or microsatellites, and that vary in their number of copies among individual persons. These variants can be benign and polymorphic, but some can cause disease.

・DNA template: An individual fragment of DNA that is available for sequencing.

・Exon capture: Methods for isolating and sequencing gene exons, to the exclusion of the remainder of the genome. The DNA templates from exons are "captured" with the use of probes complementary to the targeted exon sequences. After capture, the targeted DNA is eluted and sequenced. The cost of exon capture can be 10 to 50% lower than that of whole-genome sequencing, although the method is insensitive to copy-number variations and mutations that are outside the targeted regions.

・Fragment-sequence read: The contiguous nucleotide sequence from one end of a DNA template (as opposed to a mate-pair read).

・Haploinsufficiency: The state that occurs when a diploid organism has only a single functional copy of a gene, which does not produce enough protein to support normal function.

・Mapping: The computational process of identifying the specific region of a reference genome from which an individual sequenced DNA template originated.

・Mappable yield: The number of bases generated by a DNA-sequencing instrument that can be mapped to the reference genome.

・Mate-pair sequencing: A sequencing strategy that permits the inference of structural changes in a genome by sequencing at both the 5' and 3' ends of each DNA template (as opposed to the fragment-sequencing approach).

・Mendelian disease: Human disease caused by mutations in a single gene.

・Missense mutations: Single DNA-base changes that occur in the coding regions of genes and alter the resulting encoded amino acid sequence.

・Next-generation sequencing: DNA-sequencing methods that involve chemical assays other than the traditional Sanger dideoxy-chain-termination method. Next-generation-sequencing methods produce much larger quantities of data at less expense, but the individual raw sequence reads that are generated from individual amplified DNA-template sequences are shorter and have lower quality.

・Nonsense mutations: DNA-base changes that introduce termination codons in the coding sequences of genes, resulting in truncated proteins.

・Sequence read: The sequence generated from a single DNA template.

・Single-base error rate: The total number of mismatched bases found in mapped sequence reads from a sequencing run, divided by the mappable yield. This rate estimates the probability that any given mappable base is an error.

・Two-base encoding: A method used in the SOLiD (Sequencing by Oligonucleotide Ligation and Detection) DNA-sequencing platform that represents a DNA sequence as a chain of overlapping dimers encoded as single-base "colors." This allows for sequencing of the 16 unique sequence dimers with the use of only four unique dye colors and provides a method for improving the overall accuracy of the sequence reads (reducing the single-base error rate).

by internalmedicine | 2010-04-01 10:53 | 中枢神経  

死亡1年前の障害経過の軌跡・・・突然死や認知症以外では予測不能

Trajectories of Disability in the Last Year of Life
Thomas M. Gill, M.D., Evelyne A. Gahbauer, M.D., M.P.H., Ling Han, M.D., Ph.D., and Heather G. Allore, Ph.D.
N Engl. J Med. Vol. 362:(13) 1173-1180 Apr. 1, 2010


とつぜん死亡する人の多くは障害無く、進行認知症で死亡するひとは重度障害を有する。しかし、他の原因で死亡する人たちの多くは、障害の臨床経過について予測不能であるという結論の報告。


以下の5つの軌跡にわけて、人生最後の1年における、長軸研究
・no disability
catastrophic disability
・accelerated disability
・progressive disability
・persistently severe disability


754の地域居住老人を含む、383名の死者データ、研究開始時には障害誰も有さず、10年を超える月ごとのインタービューで障害の程度を評価


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Trajectories of Disability in the Last Year of Life among 383 Decedents.

障害の重症度はactivities of daily living (ADLs)平均数により示される
実線:観察された軌跡、波線:予測軌跡
Iバーは、観察下95%信頼区間
観察下の予測同等確率が0.7未満(0.51-0.69)は、わずか37名(9.7%)のみで、37名全員が、次の0.21-0.49範囲にあった。2/3(23)が重症からの回復エピソードありだったが、約20%(7)が、死亡前1ヶ月一つの活動性指標で以前無かった障害をみとめた。


”compression of morbidity”仮説とは、もし障害発生を遅らせることができるなら、死亡前障害期間を先延ばしできるというもので、この仮説は、障害率減少が死亡率減少をもたらしたといういくつかの報告で支持されている。住民レベルの情報では明確ではなかった。死亡前の障害について、死亡直近の年数での検討がなされてなかったのである。

この論文の報告では、死亡直前の障害経過によってはその後の死亡状況を推測できず、認知症高齢者以外においては、社会資源の配分を」いかに行うかには解答を与えてないように思える。

死に方と、死亡直前の障害の経過も、人それぞれ・・・認知症などは経過が比較的予測できる方である。

by internalmedicine | 2010-04-01 09:21 | 医学  

「日本人の食事摂取基準」活用検討会報告書

「日本人の食事摂取基準」活用検討会報告書


最初に、批判したいことがある・・・abbreviationなく、突如、英語略号を書くな!・・・馬鹿ども!
あえて読みにくくしてるとしか思えない!
例:推定必要量:EAR、推定必要量:EAR、推奨量:RDA、目安量:AI、容認上限量:UL、目標量:DG・・・

あえてわかりにくく略号をちばらかして講義をして試験をして楽しもうとする馬鹿教授たちのすることだ!
(具体的人物はことでわかる →http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/dl/s0331-9n.pdf



今問題になっている、ビタミンDなどサプリメント過剰広告などの一部過剰摂取を無視して、Bioavailabilityを無視・・・血中濃度を無視して、外観だけで、指導をしようという恐ろしく絵空事のお話ともとれる指導と一見思ったのだが、報告書をみると、過剰摂取に関して”サプリメントなど通常以外の食事を接触している場合に健康障害が生じる可能性を記述している。通常食事では耐用上限量を超えることは稀だが、サプリメントでは耐用上限量を超える可能性があると強調していることは評価できる。しかし、耐用上限量を摂取量だけで制限しようというのには限界が生じると思う。

BMIが主な指導内容であり、これは肥満ばかりに目が向いている、医学からの陽性なのだろうが・・・はたしてこれがevidence-basedなのか・・・疑問がのこる。

今回、指標活用として、1.摂取不足を防ぐため(推定平均必要量、推奨量)、2.過剰摂取による健康被害を防ぐため(耐用上限量)、3.生活習慣病の予防に資するため(目標量)を3つのねらいとしている。


”PDCAサイクル”という Plan(計画) → Do(実施) → Check(検証)というmainstayに、Action(改善)という”根拠に基づき、計画を修正する”という過程はすべて関与するというもの・・・を指導過程にもちこんできた。

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”Action”って・・・いかにも、上から指示という言葉をつくるところが、この種の委員会らしいところ

アセスメントは、BMIに基づき指導
・エネルギー摂取の過不足の評価(推定必要量:EAR、推奨量:RDA、目安量:AI)
・栄養素の摂取不足の評価(容認上限量:UL)
・栄養素の過剰摂取の評価(目標量:DG)
・生活習慣病の一意予防を目的とした評価





食事バランスガイドとして、
・基本型となるエネルギー量 2200±200kcalを中心に1800、2600と3つの区分
・主食、副菜、主菜などの5つの料理区分における摂取の目安(SV)を設定
料理区分毎に1SVに相当するエネルギーおよび栄養価を算出し、エネルギー量の区分毎に摂取目安の範囲で摂取した組み合わせ



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by internalmedicine | 2010-04-01 08:21 | 糖尿病・肥満