日本の薬価 英仏の2倍/医療保険財政を圧迫/保団連調査
2012年 01月 11日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-01-10/2012011001_01_1.html
日本で「よく売れている薬」の価格は英国、フランスの約2倍、ドイツの約1・3倍―。日本の薬価水準が先進諸国と比べて依然として高く、医療保険財政を圧迫していることが、全国保険医団体連合会(保団連)と医薬ビジランス研究所の調査でわかりました。製薬大企業は全産業平均の3倍近い利益(粗利益率)をあげ、巨額な内部留保も。医療費の約3割を占める高薬剤費の構造にメスを入れることは緊急の課題です。
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調査は米、独、仏、英のうち3カ国以上の国で、売り上げが多く薬価が判明した77品目(2010年)を対象に実施。日本の薬価が、新薬を含む先発品を中心に高い実態は前回調査時と基本的に変わらず(グラフ上)、今回、売り上げの多い薬剤ほど海外との価格差が大きいことも分かりました。
同一医薬品比較ではないなので、反論が来そうだ。
保団連はジェネリック高止まりと漢方には寛容なようだ。
医療費削減と良いながら、人的コストのみを削減してきた、日本の厚労省行政
医薬品行政(検査機器も含む)に関し不可思議とも思える状況がある。
漢方などが代表的だと思うが、ベネフィットが示されてないのに、薬価収載されている薬剤の数々。
・漢方の一律健康保険適応はおかしい・・・という意見まで抹殺される風潮 2009年 11月 30日
・“EBM漢方” 感想文 2004年 07月 04日
後発医薬品の高止まり・・・
・ジェネリック価格の高止まりの疑問 2007年 11月 15日
・なぜ日本はジェネリック医薬品高値価格統制をつづける? 本来なら先発比1割程度になるはず・・・ 2011年 07月 25日
先発製薬会社が後発品をだそうとするが、それを阻止する厚労省に義はあるのだろうか?(ジェネリック専門メーカーだけを太らせる医療行政)
ジェネリック専門メーカーは、先発医薬品と違い多大な新薬開発コストがかかってない。そして、安全性情報への取り組み著しく乏しい。低コストにかかわらず、高止まりしていることに問題がある。
# by internalmedicine | 2012-01-11 15:33 | くそ役人