ハイテク技術による機能回復訓練は従来の在宅Rehab.を凌駕できない
2011年 02月 12日
前置きが長くなったが、アメリカはさすがで、国自体が研究費を出して、ハイテク技術が確かに役立ってるかどうかを確認しようとしている(どこぞの国の金は出さず、口だけ出す与党政府(れんぽう?)とは全然違う)。
連邦基金研究で、Duke UniversityによるものでASA( American Stroke Association )カンファレンスでなされたもの
ソース:http://news.yahoo.com/s/ap/20110211/ap_on_he_me/us_med_stroke_rehab
”high-tech rehab”とは、ウェイトをオーバーヘッドハーネスでウェイトを支持された上でのリハビリテーションのこと。歩行速度・耐用度に応じて、自力で歩行させるもの
一方、対照とした。理学療法士が、筋力・バランスの改善を目的として手助けした上での在宅プログラム
一年後の歩行距離・スピード機能評価は同程度
しかし、トレッドミル運動訓練は、訓練中めまいやふらつきを起こしやすく、転倒リスク増加につながった。
”リハビリ”という和製英語的略・・・そろそろやめてほしい。
国際的には、"Rehab.”が使われているのに、恥ずかしい限りだ。
(私は反対だが・・・)医療ツーリズムなどが日本でもしやられるようになるのなら、”コメディカル”という変な和製英語などとともに、日本全体が恥をかくことになる。
”コメディカル・スタッフのリハビリ”などというのを英語母国語の人の前でしゃべると、日本には、お笑いスタッフがいて、lihabiliというおまじないをするらしい・・・という評判が世界をかけめぐることとなる。
by internalmedicine | 2011-02-12 07:43 | 中枢神経